「映画化の話も白紙になりそう」香取慎吾『日本一の最低男』木10枠歴代視聴率“ワースト3”の衝撃

香取慎吾 (C)週刊実話Web
香取慎吾が11年ぶりにフジテレビの連続ドラマの主演を務める『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』の視聴率が“爆死状態”だ。

テレビ局の報道マンだったが不祥事を起こして人生崖っぷちの主人公・大森一平(香取)が、選挙で当選するために偽家族を作り、家族や地域の問題解決に奔走するホームドラマ。

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初回の平均世帯視聴率は5.6%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、以下同)とまずまずの滑り出しだったが、第2話から右肩下がりを続け、2月20日に放送された第7話は世帯3.7%を記録。

現時点での全話平均視聴率は4.2%となり、これは木10枠において『純愛ディソナンス』『この素晴らしき世界』に次ぐ“ワースト3”に位置する数字だ。

「芳しくないのは視聴率だけではありません。見逃し配信サービス『TVer』のお気に入り登録者数も47万人と、前シーズンに放送された松本若菜の托卵ドラマ『わたしの宝物』の89.0万人の約半分。ここまで差がついた要因は、托卵がテーマのため家族と一緒に観づらい、1人でじっくり観たいという人が多かったことが考えられますが、それにしても47万人という数字は寂しい」(芸能ライター)

フジ的には映画化も狙っていたが…

とはいえ、“駄作”なのかといえばそうでもないようだ。

最近のドラマでは珍しい原作ナシの完全オリジナル作品で、香取の役どころは2002年の主演ドラマ『人にやさしく』(同系)を彷彿させるハマり役。かつ、志尊淳や冨永愛など脇役も豪華である。

毎回のようにホロリと泣ける展開があり、視聴者満足度は高そうだ。

「第7話では、香取が青年期にロックバンド・ブルーハーツの楽曲を歌う映像が流れました。ブルーハーツは、『人にやさしく』の主題歌を担当。また、2月27日放送の第8話には、『人にやさしく』に出演していた須賀健太と星野真里が登場します。とにかく、制作陣の香取さんへの愛がものすごく大きく、11年ぶりの主演作を成功させたいといろいろと準備していたんです」(民放関係者)

そんな作品がなぜ、視聴率もTVerも爆死状態になっているのか。

「『中居正広氏・フジテレビ問題』の影響があるのは間違いない。よりによって香取さんが演じる主人公は元テレビ局の報道マンですから、フジテレビが女子アナの性接待疑惑に揺れているとあって印象は最悪でしょう。フジテレビ的には、ドラマから映画化することで収益をあげる算段だったようですが、ここまで視聴率が低いと映画化の話も白紙になりそうですね」(同)

満を持して主演を飾った香取だが、タイミング悪く元同僚のとばっちりを食ってしまったようだ。