トランプ氏「強権発動」で“闇の政府”のうごめきが本格化…イーロン・マスク氏が反旗を翻す可能性も

画像はAIで生成したイメージ
トランプ米大統領は就任直後から各国に関税引き上げなどの政策を打ち出しており、その強権ぶりは堂々たるもの。

イスラム勢力の組織ハマスとイスラエルの和平に乗り出したほか、開戦から3年となるロシアとウクライナの停戦協議にも手を付けたことで、「2つの和平が実現すれば、ノーベル平和賞まで受賞する可能性がある」(大手紙外信デスク)との声も上がっているという。

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ところが、盤石に見えるその政権内で「転覆計画が起きる可能性ある」と秘かに噂が広まっているのだ。

以前からトランプ氏がCIA(米国中央情報局)やFBI(連邦捜査局)などの政府機関を「ディープステート(裏側から政治を操る闇の政府)」と呼び、これらに大鉈をふるう方針だったことは有名な話だが、就任後、USAID(米国際開発庁)の閉鎖を決定。また、CIA職員全員にも早期退職を勧奨したことで、大きな反発が起きているのである。

「USAIDの閉鎖でトランプ氏の本気度が分かってきました。トランプ氏に睨まれた政府機関はこのままでは取り潰されるか、大幅な人員削減や幹部の一掃を迫られることは確実です。そこで政府機関の有力者たちがトランプ政権の内部に働きかけて政権を転覆させようとの謀略が動き出していると評判なのです」(大手紙外信部デスク)

副大統領はもともと反トランプ派

反トランプ勢力が担ぎ出す筆頭は実業家のイーロン・マスク氏だといわれている。

政府機関のリストラを断行している省のトップではあるものの、「世界一の大富豪が次に目指すのは大統領の座とみられており、政府機関との強固なパイプをエサに懐柔すれば、打倒トランプに動いてもおかしくないともみられている」(在米ジャーナリスト)という。

また、もう一人、意外な人物も浮上している。

それがJ・D・バンス副大統領だ。

「ラストベルトと呼ばれる白人貧困層出身のバンス氏は、元々は反トランプ。その後、急速にトランプ氏に接近して今は忠誠を誓っていますが、次の大統領への意欲を隠そうともしていません。40歳という若さもトランプ氏にはない武器で、トランプ氏も『まだ早すぎる』と牽制しているほどなんです」(同)

皮肉にもトランプ氏の強権発動で、本格的にディープステートがうごめき出しそうな雲行き。果たして“ホワイトハウスの変”は起きるのか。

「週刊実話」3月26・13日号より一部内容を変更