プロ40年目・三浦知良ついに現役引退か「試合に出ることが目標」ではダメな厳しい現実

三浦知良 (C)週刊実話Web
“永遠のサッカー小僧”ということか。

「限界を超えるのは難しいと思いますが、それを超えていけるようなことをしていきたい」

カズこと三浦知良がプロ40年目となる新シーズンへ向け、豊富を語った。2月26日に58歳になる。睡眠時間の確保やトレーニング、食事にも十分に気を遣っているようだが、3月9日のリーグ開幕戦(対レイラック滋賀)出場は厳しいようだ。

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「2月5日、所属クラブのアトレチコ鈴鹿の練習に初合流したんですが、コンディション不良で別メニューとなってしまいました。1月の自主トレ期間中から体中の筋肉に違和感があったそうです」(スポーツ紙記者)

他選手たちは元気にボールを追い掛けている。カズはそれをチラ見し、1人でリフティング…。その姿はあまりにも寂し過ぎた。

「現役を続けることへの批判は、今に始まった話ではありません。でも、本人が辞めたくないとし、契約してくれるクラブがある以上、文句は言えません」(同)

「試合に出ることが目標」

とはいっても、鈴鹿はJリーグのクラブではなく、下部組織のリーグだ。周りからはこんな声も聞かれた。

「昨年11月、4試合ぶりの出場で自身が持つリーグ最年長出場記録を57歳272日に更新しました。後半27分からの途中出場で、終了間際に直接フリーキックを蹴ったんですが、ゴールとはなりませんでした」(地元メディア)

ゴールまでの距離は、約30メートル。カズの蹴ったボールは勢いがなく相手の壁に阻まれた。

往年の姿を知るファンにとっては信じられないシーンだった。だが、カズの衰えは昨季よりも、もっと前から始まっていたという。

「実は、オフ期間中に欧州のサッカー専門誌のインタビューを受けています。『いつまで現役を続けるのか』との質問に対し、『試合に出ることが目標だ』とはぐらかしていました」(同)

カズを応援する同世代は少なくないが、年齢による体力の衰えを前に“引き際”を失ってしまった形。カズはいつまで戦うのか。

「週刊実話」3月6・13日号より