アジフライブームに暗雲! 水揚げ量が年々減少で今後はアジの価格が高騰か
2025.02.20
しかし、ブームに逆行するかのように、アジの水揚げ量は近年減少しているという。
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「ブームの発端は、アジの漁獲高トップクラスの長崎県松浦市が2019年に『アジフライの聖地』を宣言したこと。そして、22年5月に放送された『マツコの知らない世界』(TBS系)で、アジフライを求めて全国を回る居酒屋店主が、各地のこだわりのアジフライを紹介し、ブームに火がついた。翌年、ラジオ特番『タモリのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)で、タモリが星野源を相手に“アジフライ愛”を語ったことで、ブームがさらに加速しました。かつてのタピオカのようにアジフライ専門店ができたり、アジフライを家庭の電子レンジでチンするだけの直送便まで出現し、アジの需要が拡大したんです」(グルメライター)
黒潮の蛇行が原因か
ところが、肝心のアジの漁獲高は減少している。
例えば、『どんちっちアジ』というブランド名で知られる島根県の浜田港では、昨年の水揚げ量は過去最低だった前年の82.6トンを大幅に下回る13.9トンだった。
「アジは1年中獲れますが、一番脂が乗って美味しいのは産卵前の6~7月。これが漁期といわれている。特に、この時期に水揚げされる浜田港の『どんちっちアジ』は脂質含有量が多く、クロマグロのトロにも匹敵するほどです」(豊洲市場水産仲卸業者)
なぜ、漁獲量は減少しているのか。
「日本の南岸を流れる黒潮には定期的に沖寄りに蛇行する現象が起き、これによって回遊魚の接岸量が減り、不漁になっている。地球温暖化による海水温の変化も関係しているでしょう。東京の高級寿司店では、価格に見合った手頃なアジを仕入れることができないため、ネタに出せない日がある。アジの価格高騰も懸念されます」(漁業ライター)
アジの不漁が、ブームに水を差さなければいいのだが…。
「週刊実話」2月27日号より
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