ウクライナ在住記者が明かす戦時下の日常生活 “空襲・物資・娯楽・徴兵”の超リアル
2025.02.17
エンタメ
――ウクライナで生活するようになったきっかけは?
平野「高校時代、地理教師だった父が所有していた本でウクライナに関する記述を見つけたことで興味を持ちました。その後、東京外国語大学にウクライナ語を研究している教授がいると知り、同大学に進学。卒業後はフリーランスの写真家として活動しましたが、生活が厳しい時期が続きました。そんな中、ウクライナで日本語教師の募集を見つけ、人生を変えようと思い2008年に渡航しました。それから16年がたち、現在もウクライナで生活しています」
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――現在、街の様子はどのようになっていますか?
平野「キーウでは、ロシア軍のミサイルや自爆型無人機が今でも時折飛来してきますが、防空体制が整備されたことで着弾頻度は戦争当初よりもかなり減少しました。街の風景自体は一見すると日本と似た『普通の日常』に見えます。しかし、そこに住む人々は、数カ月先の未来を描けない不確実性や死の近さ、莫大な不安に心をむしばまれながら生活しています」
早くだけではなく正しく戦争を終わらせる
――ウクライナの人たちは戦争についてどのように考えているのでしょうか?
平野「ウクライナの誰もが、この残酷な侵略戦争が1日でも早く終わることを願っています。『しばらくしたらロシアが再び侵略できる停戦』では意味がなく、公正で永続的な平和が必要です。そのため、戦場の状況を改善し、ロシアに侵略を断念させることが不可欠だという認識が広がっています。日本人がよく口にする『早く戦争が終わればいい』という言葉は、ウクライナの人々にとっては酷な響きを持つこともあります。戦争を正しく終わらせることの理解が、日本でも共有されてほしいと思います」
――ウクライナで日本の文化が好かれているというのは意外でした。
平野「ウクライナでは以前から日本文化への肯定的な見方や憧れがありましたが、今回のロシアによる侵略戦争の中で、日本が毅然とした支援を続けたことで好感度がさらに高まりました。最近はカフェでCreepy Nutsの『Bling-Bang-Bang-Born』が流れているのを聞いて驚きました。また、日本食も人気で、寿司だけでなくおにぎり、ラーメン、抹茶味のお菓子などがウクライナ独自の工夫が加えられながら販売されています。日本茶も街中で広がりつつあり、ウクライナの日常に自然と日本文化が浸透している様子を実感しています」
聞き手/程原ケン
「週刊実話」2月27日号より
平野高志(ひらの・たかし)
ウクライナ国営通信『ウクルインフォルム』日本語版編集者。鳥取県出身。2004年、東京外国語大外国語学部ロシア・東欧課程ロシア語専攻卒。13年、リヴィウ国立大学修士課程修了。14年、在ウクライナ日本国大使館専門調査員。
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