「こんなものを見てはダメ!」遺品整理で発見した雑誌がきっかけで“ヒミツの趣味”にハマったセレブ妻

夫はまだイソ弁ではあるがお互いの実家が「太い」ため、何の不自由もなく専業主婦として家庭を守っている。
「『子どもがいないうちは働けば?』とよく言われます」と首をすくめる沙由美さんはこれまで働いた経験がない。
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「父親が古い考えの人間で『女が働くとろくないことがない』と言われてアルバイトすらさせてもらえなかったんです」
中学から大学まで女子校育ちで「オクテ」のお嬢様だった沙由美さんだが、あることをきっかけに自分の隠れた性癖に気づいてしまったという。
「結婚して1年が過ぎた頃に夫の親族が孤独死してしまい、私が遺品整理などに出向いた時のことです。遺品の中に大量のSM雑誌がありました。故人は研究者で仕事にしか興味がないような、ものすごい堅物というイメージだったので見つけた時は息が止まるかと思うくらいびっくりしました」
手にした瞬間はあまりのおぞましさに「投げ捨ててしまった」という沙由美さんだが、故人のパーソナリティとのギャップに興味が湧き、つい手にとってページをめくってしまったという。
「もう、なんというか、異次元の世界を覗いてしまったような感じでした。『こんなものを見てはダメ!』『早く次のページをめくって!』と私の中で相反する感情がせめぎあっていました。結局私は好奇心をおさえられず、無我夢中で見入ってしまったんです。気がつけば外はどっぷりと日が暮れていました。驚いたことに私は5時間以上雑誌を見ていたことになります」
絶対に夫には知られてはいけない…
慌てた沙由美さんは片づけを再開。他の一般的な雑誌類の間にSM雑誌を挟み込み、外から見えないように綴じて資源ごみの集積所に置いて帰ることにしたのだが、2冊ほどこっそりと持ち帰ったそうだ。
「我が家は夫と私がそれぞれ個室を持っているので、私はその2冊を自室のクローゼットの奥にしまい込みました。夫が私の部屋の中に入って来ることは滅多にありませんし、クローゼットを覗いたり、まして奥の方を探ることなどあり得ないからです」
夫の留守中を狙っては雑誌を読みふけり、倒錯的な世界にひたるのが日課になっていたという沙由美さん。
やがて紙の中だけの世界に物足りなさを覚え、ネットの中にあるSMコミュニティに参加するようになる。
「そこでさらに刺激的な画像や動画などを見るうちに興奮がおさえきれなくなった私は自分でも体験したいと思うようになりました。とはいえ、まさか夫にそんなことは言えません。夫も私同様、禁欲的な家庭に育っていますのでアブノーマルなことを求めれば引かれるのは目に見えています。ヘタしたら精神異常者として病院に連れて行かれるかも知れませんし、双方の実家にも知られることになるでしょう。自分の娘がSM趣味にハマっていると知ったら私の両親はショックで倒れるかも知れないし、夫や義実家はきっと私のことを思いっきり蔑むに違いありません…」
自分の性癖を夫に知られるわけには行かない…。
そう考えた沙由美さんは、SM専門の出会い系サイトを使ってパートナーを探すことにした。
「これまで3人の方とプレイしましたが、皆さんとても優しくて紳士なので、プレイ中とのギャップに震えがとまりませんでした。SMは文学などにも取り上げられているように、実は高貴で奥が深い性愛の形です。絶対的な信頼と相手へのリスペクトがないと成り立たない加虐と被虐の世界こそが究極の交わりだと思います」
沙由美さんは完全にパンドラの箱を開けてしまったようである。
取材・文/清水芽々
清水芽々(しみず・めめ)
1965年生まれ。埼玉県出身。埼玉大学卒。17歳の時に「女子高生ライター」として執筆活動を始める。現在は「ノンフィクションライター」として、主に男女関係や家族間のトラブル、女性が抱える闇、高齢者問題などと向き合っている。『壮絶ルポ 狙われるシングルマザー』(週刊文春に掲載)など、多くのメディアに寄稿。著書に『有名進学塾もない片田舎で子どもを東大生に育てた母親のシンプルな日常』など。一男三女の母。
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