吉本芸人“違法カジノ疑惑”が松本人志の復帰に影響? コンプラ徹底で浮かぶ疑問「性加害疑惑はどうなんだ」

松本人志 (C)週刊実話Web
吉本興業所属の『ダイタク』吉本大、『9番街レトロ』のなかむら★しゅんが、違法賭博に関与したとして、警視庁の事情聴取を受けたことが分かった。

この問題が、性加害疑惑で芸能活動を休止している『ダウンタウン』松本人志の復帰に影響しそうだ。

【関連】中居正広氏“復帰計画”が早くも進行中!?『ダウンタウンチャンネル(仮)』で松本人志とコラボの噂 など

吉本興業は2月5日、吉本となかむらを「コンプライアンス違反の疑い」として、活動自粛にすることを発表した。

違反内容はオンラインカジノを利用した違法賭博とみられ、賭博罪や常習賭博罪の疑いが持たれている。

報道によると、警視庁はこの2人以外にもオンラインカジノを利用していた吉本芸人がいる可能性があるとして捜査を進めているという。

もし、違法賭博に関わった吉本芸人が芋づる式に見つかれば、2019年の“闇営業問題”を超える大事件に発展しそうだ。

吉本興業は同問題以降、「経営アドバイザリー委員会」を設置し、タレントへのコンプライアンス研修を導入。

現在まで定期的に実施しているが、それにもかかわらず今回の賭博騒動が起きた。

「そもそも吉本のコンプライアンス研修には、講師からして疑義があった。2023年に元夫・三浦清志氏が太陽光発電事業を巡り約4億円を横領した疑いで逮捕・起訴された三浦瑠麗氏を起用していました。三浦氏は国際政治学者としては有名ですが、コンプライアンスの専門家というわけではありませんからね」(芸能ライター)

会社か松本人志のどちらをかばうか?

だが、コンプライアンスを徹底しようとすれば、今度は松本の復帰問題にぶち当たる。

真相はいまだ明らかになっていないが、松本には重大な人権侵害である性加害疑惑が持たれているのだ。

「違法賭博の件を受け、吉本が改めてコンプライアンスや法令の遵守を所属タレントに徹底すれば、『性加害疑惑のある松本はどうなんだ』と外部からツッコミを入れられるのは目に見えている」(大手芸能プロ関係者)

ここに、今の吉本が陥るジレンマがある。

「つまり吉本としては賭博騒動の火消しに“クリーンな会社”をアピールするため、『松本を切り捨ててもコンプライアンスを徹底する』か、『松本復帰の芽を残すためにコンプライアンスを曖昧にする』かの二択を迫られることになる。世間に媚びるには前者だが、社内政治や会社の利益を重視すれば後者なわけで、進むも地獄、退くも地獄と言える」(同)

オンラインカジノをめぐっては1月29日、東京五輪の卓球男子団体で銅メダルを獲得した丹羽孝希が賭博容疑で書類送検。

2月4日には、海外のオンラインカジノの資金洗浄を請け負い、1年間でおよそ47億円の利益を得ていたとして東京の会社役員ら3人が逮捕された。

こうした状況下、吉本としても甘い処分を下すわけにはいかないだろうが…所属タレント6000名以上を抱える巨大事務所は、どういった判断を下すのだろうか。