“ネクスト・ロウキ”中日・髙橋宏斗にドジャースが注目 先発ローテに空きが生まれる2027年に大型契約か

髙橋宏斗、山本由伸(山本由伸のインスタグラムより)
きっかけは、1月27日に山本由伸が更新したインスタグラム。それに食いついたのが米メディア各紙で、中でもドジャースの専門媒体『ドジャース・ネーション』は、早くも2027年オフの補強ビジョンまで展開しだしたという。

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「山本が自主トレの様子を公開。その写真には一緒に練習していた中日の髙橋宏斗と千葉ロッテの澤田圭佑も写り込んでいました」(現地記者)

髙橋が山本をリスペクトしているのは、有名な話。自主トレを一緒にやるだけなら、米メディアも騒がなかっただろうが、そのとき髙橋が着ていたナイキ製の練習着があまりに意味深だったことから注目されたのだ。

帽子、シャツなどはドジャースのロゴ入り。米メディア各紙は昨季の髙橋の活躍を紹介し、「意味あり気だ」と報じた。

もっとも、『ドジャース・ネーション』の報道は一味違っていた。想定される髙橋の今後の去就やドジャースのチーム事情にまで、かなり踏み込んで伝えたのだ。

《髙橋は8月に23歳になり、2年後の’27年シーズン終了後に海外FA(フリーエージェント)の資格を得る。’27年の取得は追い風になる。同年オフ、タイラー・グラスノー投手とフレディ・フリーマン一塁手の契約が終了するからだ。高額契約選手の契約終了で、先発ローテーションにも空きが生まれるだろう。髙橋と大型契約を結ぶのにも支障がなくなる》

要はいまだ先の話ではあるが、髙橋が’27年オフに海外FA権を行使すれば、「ドジャースは大型契約で迎える」というわけだ。

中日は報道に頭が痛い様子

「ネクスト・ロウキ(次のMLB挑戦者)の視察は、もう始まっていますよ」(球界関係者)昨年は佐々木朗希を視察するため米スカウトが大挙、来日した。しかし、彼らの目的は佐々木だけにとどまらなかったといわれている。

「髙橋、阪神・才木浩人、巨人・戸郷翔征にも米スカウトが熱い視線を向けていました。昨季ブレイクした巨人・井上温人も注目度が高まっています」(同)

その際も米スカウトは髙橋を高く評価していたそうだが、こうした一連の報道に頭を悩めているのは中日だ。

「小笠原慎之介がナショナルズと契約し、守護神だったマルティネスを巨人に奪われました。近い将来、髙橋まで失うとなれば、中日投手陣は壊滅状態です」(スポーツ紙記者)

髙橋争奪戦の勢いは、誰にも止められない。

「週刊実話」2月20日号より