日枝久氏が旧ジャニーズに忖度? フジテレビ「中居正広氏の女性トラブル」把握後も起用続けたワケ

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元タレントの中居正広氏の女性トラブルに、フジテレビ幹部が関与した疑いのある問題で、1月27日に開かれた2度目の記者会見は、長きにわたり“ドン”として君臨する同社の日枝久取締役相談役の責任回避に奔走する形となった。

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「今回の疑惑を巡る1回目の記者会見で閉鎖的な対応が批判され、CM取りやめなど経営の根幹が揺らいだ。2回目はオープンな記者会見を開きましたが、日枝相談役は欠席。フジ上層部は『日枝氏はこの件に関しては関与していない』とドンを守るのに必死でした」(大手プロ役員)

日枝氏は1961年に早大卒業後、フジテレビに入社。労働組合結成に尽力し、書記長に就任。

1980年5月、42歳の若さで編成局長に抜擢され、同社の黄金期をけん引した。

『フジテレビ嘱託社員』からの怪文書

芸能界に幅広い人脈を築いた日枝氏は旧ジャニーズ事務所創業者の故・ジャニー喜多川氏、そして実姉で“ジャニーズの女帝”と呼ばれた故・メリー喜多川氏とも昵懇の間柄だった。

2023年9月、ジャニー氏の性加害問題を受けて、旧ジャニーズ事務所は記者会見を開いた。

その直後に一部メディアに怪文書が届いた。

差出人は『フジテレビ嘱託社員』。

「怪文書は『メディアがジャニーズを報じない忖度の起点はフジテレビにあり、その理由はメリーと日枝の主従関係』と告発した。主従関係の要因については、メリー氏の娘の藤島ジュリー景子氏に対し、あるフジテレビ社員が人権を毀損する行為をしたことに母親のメリー氏が激怒。以来、日枝氏は頭が上がらなくなったと書かれていた」(怪文書を入手したライター)

中居氏は旧ジャニーズ出身。女性トラブルを把握した後も、中居氏の番組を継続したのも忖度だったか。

「週刊実話」2月20日号より