「ふわっトロ」のたこ焼きを冷たいビールで流し込む 不動前駅から徒歩7分『ゴルビィ』

不動前駅から徒歩7分。テイクアウトも可能。
落語『目黒のさんま』で知られる目黒のすぐ隣。不動前駅から少し歩くと、「たこ焼き」と書かれた赤ちょうちんが目に入る。

新しくしゃれた外観で、中には若い女性客が2人。入るのをためらうが、チラッと見えたおでん鍋の魅力にあらがえなかった。

8席程度の小さな立ち飲み屋だが、体の大きな店主が話す関西弁に、たこ焼きへの期待が一気に高まる。最初にオーダーしたのはソースとマヨネーズが乗ったシンプルなたこ焼き。合わせるのはもちろんビールだ。
「たこ焼き」570円。あつあつのだし汁(50円)に漬けて食べる明石焼きスタイルもおすすめ。
熱いから気を付けてくださいね、と注意されたのをすっかり忘れてかぶりつき、慌ててビールと一緒に流し込む。二つ目はやけどしないようにゆっくりと口に入れる。思わずうなる。このたこ焼きはうまい。
レンコン梅しそ和え(450円)と中瓶のビール(700円)。立ち飲みもできる。
「食べた時のふわっトロ感が大阪のたこ焼きの特徴です」

つい食べ過ぎてしまい、腹が膨れるのもたこ焼きの特徴だ。
寒い季節にピッタリのおでんも(一つ100円~)。
「最後はみんなお腹いっぱいになって帰っていきますね」
たこ焼きをえびせんで挟んだたこせんは、おやつの定番(400円)。
本場のたこ焼きはつまみにもなるし、締めにもなる。たこ焼きで酒を飲むのは効率的だ。あまりにうまいので土産を持ち帰ったが、家人にも好評であった。

たこ焼きはやはり不動前に限る。
ゴルビィ
東京都品川区小山台1-33-9 TOP不動前A棟101
080-3573-9705
営業時間:17時~24時(土・日・祝15時~22時)
休み:月曜 

撮影・文/キンマサタカ
「週刊実話」2024年11月21日号より