みちょぱ「ちょっと違う時期にいたら、私はここまでこれなかった」次世代クリエーターオーディション開催で“タイミングの大切さ”を説く

川邊晃CEO、みちょぱ、品川ヒロシ、LiLiCo、芦野芳晴監督
1月30日に都内で、映像クリエイター発掘&支援プロジェクト「X BORDER PROJECT」(以下「XBP」)の発表会が開催され、品川ヒロシ、池田美優(みちょぱ)、LiLiCoが登壇。トークショーで、次世代のクリエイターたちにメッセージを送った。

「XBP」とは国内外のクリエイターを発掘し、作品の海外展開などをXBP株式会社が支援するプロジェクト。 募集部門は実写の映画・ドラマ、アニメーション作品または企画。ジャンル・尺に関わらず、映像作品を募集し、個人・法人・任意団体を問わず応募できるのが特徴だ。

イベント冒頭で、XBP株式会社代表取締役・CEOの川邊晃氏が挨拶。「既存の枠にとらわれず、次世代の映像作品を作り出したい」と意気込みを語っている。
川邊晃CEO
そして、アニメ部門の審査員を担当する、アニメ監督の芦野芳晴氏が登場。「XBPさんの方で新しいクリエイターを発掘していただくことで、僕も一緒に新しいネタに出会えて、新作を作っていけることを楽しみにしています」とメッセージを送った。
芦野芳晴監督

品川ヒロシ、みちょぱ、LiLiCoトークショー 

品川ヒロシ、みちょぱ、LiLiCo
続いて品川、みちょぱ、LiLiCoがトークショー。LiLiCoは去年の良かった映画として、イ・ソルヒ監督の『ビニールハウス』を挙げ、「最後のシーンまで、いいことが何もない」「それが最高にいいんです。やっぱりサスペンスはこうだなと。最後のシーン、腰が抜けました」と魅力を語った。
LiLiCo
プロジェクトのコンセプトである「想像のボーダーラインをひろげる」にちなみ、「自身のボーダーラインを越えて挑戦したいこと」を聞かれた品川は、30キロあるステディカムの練習や柔術大会へ出場しようと思っているという。

自身について「少しずつ裏方へ回り始めている」と明かし、「昔だったら2人の会話にツッコんでいたところを、ずっと黙って聞いてた」「逆に、ボーダーラインを超えない」と明かすと、会場は笑いに包まれた。
品川ヒロシ
映画監督としても活躍する品川に、みちょぱ、LiLiCoが「主演してみたい映画作品」をプレゼン。LiLiCoは『Crap』というタイトルの作品で「“普通の人”の人生を描きたい」と構想を語った。
品川ヒロシ、みちょぱ、LiLiCo
みちょぱが考える作品のタイトルは『亀と私の10の約束』。夫・大倉士門がリクガメを飼っているらしく、「亀は100年くらい生きるので、今の亀を今後どうするかと考えると、孫などへ代々受け継がないといけない」「自分たちより生きる生き物はなかなかいないから、“私たちの死”まで亀は見てる」と構想を明かす。

品川ヒロシ、みちょぱ、LiLiCo
品川は「めちゃめちゃいいじゃん!」と絶賛したが、みちょぱが「私の好きな作品で『犬と私の10の約束』っていう作品があって…」と話すと、品川は「パクってんだ…!」「『いいじゃん!』って恥ずかしい」とツッコんだ。
みちょぱ
一方で品川は、2人のW主演映画を構想。事前に聞いた情報からAI画像生成でポスターを制作した。
品川ヒロシ

みちょぱ「やってみるのって大事」 

最後に、アワードへ応募するクリエイターへ、3人がコメントを送った。

LiLiCo「“ガチャガチャした色々なアイデア”を一回くっつけてみる。『コメディーやりたいけど、その中にサスペンスが入ってたらいいよね』とか」「今は答えがすぐ出てくる世の中なので、妄想したり、『こうかもしれないね!』とか、話せるような作品があったらいいなと思っています」

みちょぱ「タイミングって大事だなって思ってて。私がここに座ってられるのって、運やタイミングが良かったんだって」「その後の努力も大切なんですけど、ちょっと違う時期にいたら、私はここまでこれなかったと思ったりもする」「自分に合うタイミングかは、やってみないとわからないので…。一旦やってみるのって楽しいし、経験になるから」「軽い気持ちでもいいから、やってみるのって大事なんじゃないかなって思いますね」

品川「『映画撮りたい』って、思ってるだけじゃ撮れないじゃないですか」「期間が決まっている大会やコンテストがないと、自分の背中を押して、『期間まで仕上げる』ということをしないから」「ここで負けたとしても、それが経験になって、また次の大会、コンペ、映画祭に繋がってくると思うので、是非みなさんチャレンジしてほしいと思います」

「XBP」の映像作品応募は、1月31日から開始。最終審査は7月20日に沖縄コンベンションセンターで開催される「X BORDER MEDIA ARTS FESTIVAL」のステージにてコンペティション形式で行われ、映像・アニメーション作品のグランプリには、賞金300万円が贈呈される。

オーディションの詳細や作品のエントリー方法などは「X BORDER MEDIA ARTS FESTIVAL」のホームページをチェックしてほしい。 

撮影・文/週刊実話Web編集部