フジテレビ「中居正広問題」の根底にあるのは…会見不在・日枝久氏“社長時代”の悪しき慣習
2025.01.30
芸能
10時間23分にもわたり質疑応答が続いたが、問題視されたのは日枝久取締役相談役の不在だった。
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「港浩一前社長をはじめとする幹部社員らが踏襲してきた人気タレントや大手プロへの迎合、忖度は、フジテレビに君臨する日枝相談役が実践してきたこと。元凶は日枝相談役ですよ」(放送ライター)
“日枝イズム”を継承する港浩一前社長
日枝氏は1961年に早稲田大学を卒業後、フジテレビ入社。労働組合結成に奔走し、組合書記長に就任した。
80年5月、42歳の若さで編成局長に抜擢されると、鹿内春雄氏(フジサンケイ会議第2代議長)とともに80年代の黄金期をけん引。
88年に春雄氏が急逝した2カ月後には、日枝氏が社長に昇任した。
2001年に会長、そして17年に相談役に退いたが、その影響力は衰えていないとされる。
「日枝氏は、ドリフターズが所属し、フジテレビ系列で放送した『ドリフ大爆笑』を手掛けた『イザワオフィス』の井澤健会長と蜜月関係を築いた。とんねるずの石橋貴明も可愛がっている。港前社長は『ドリフ大爆笑』のディレクターを務め、『夕やけニャンニャン』や『とんねるずのみなさんのおかげです』などを担当していたから関係上、石橋とも親しい間柄です。要は、港前社長は“日枝イズム”を継承してきたといっても過言ではありません」(グループ関係者)
17日に開いた一度目の会見で港前社長は、自身も第三者委員会の“調査対象”だと語っていた。
「フジテレビと芸能界の蜜月関係は、日枝氏から連綿と受け継がれてきた。中居氏のトラブルもその延長線上で起きた可能性がある。当然、日枝氏も調査対象にすべき」(同)
問題の核心を“とんねる”することは許されない。
「週刊実話」2月13日号より内容を一部変更
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