清宮幸太郎、開幕レギュラーに黄色信号 新庄監督“V構想”から離脱危機

新庄剛志(C)週刊実話Web
清宮幸太郎(25)は本当に大丈夫なのか?

1月23日、千葉・鎌ヶ谷の球団施設で自主トレが行われていたが、そこで注目が集まったのは清宮だった。

「大分県内でソフトバンクの柳田悠岐らと自主トレを続けていたんですが、左手を痛めたため緊急帰京しました。その後の回復具合から一軍キャンプに参加する見通しです。念のため病院で検査を受けますが、現状では問題ないようです」(スポーツ紙記者)

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清宮自身も、周囲の心配の声を払拭するためか「大丈夫」と話していたが、「自主トレ期間中のケガ」は、これで2年連続。今回の左手のケガは軽傷だったが、キャンプでの厳しい練習が始まれば、“重傷化”してしまうかもしれない。

「ケガが多く、シーズンを通して一軍に定着したことがありません。でも、去年のケガから復帰した後半戦は大活躍でした。本人も自信になったはず」(同)

事実、今シーズンは「勝負の年」だった。

出遅れれば「レギュラー落ち」

昨季、日本ハムがCSシリーズに進出した原動力は、4番のレイエスと清宮。自主トレ中のケガから復帰した7月以降は打率3割をキープし、試合中も檄を飛ばすなど、常にリーダーとして振る舞ってきた。

当然、今年の新庄剛志監督(53)のV構想にも入っていたわけだが、そんな矢先にまたケガである。

「日本ハムは若い選手が成長し、昨秋の現役ドラフトではソフトバンク捕手の吉田賢吾を獲りました。新庄監督は捕手の郡司裕也を内野手にコンバートし、レギュラーに引き上げました。吉田は、一軍経験は浅いがファームでは3割強の打率を残しています。新庄監督は捕手のコンバートが得意です。ファンは、この吉田の飛躍に期待しています」(北海道メディア)

つまり、チームの内情を考えれば、清宮もレギュラー安泰とはいかない状況にあるわけだ。清宮が守る一塁にはマルティネス、野村佑希などのライバルもいて、DHに回れば4番のレイエスと勝負しなければならない。

また、ケガによるキャンプでの出遅れは「即レギュラー落ち」を意味するのも同然だ。

「昨季後半の活躍があるので、打率2割5分程度の成績ではファンは納得しません。今年は優勝を目指す以上、すぐに結果を出さなければなりません」(同)

清宮は「新庄監督をオトコにする」と意気込んでいたが、もっと逞しくならなければならない。もし、なれなければ放出要員となる可能性も高まるはずだ。

「週刊実話」2月13日号より