自称「才能&能力&センスなし」のフリーアナが出会いとアクシデントをチャンスに変える方法を大公開

『人は出会いが100% 縁をチャンスに変える究極のポジティブ思考法』垣花正
◆『人は出会いが100% 縁をチャンスに変える究極のポジティブ思考法』KADOKAWA/1700円(本体価格)

――欽ちゃん劇団の1期生だったというのは意外でした。入団したきっかけは?

垣花「欽ちゃん劇団に入ったのはミーハーだったからです。故郷の宮古島では民放が見られず、上京後はすぐにテレビとビデオデッキを買い、全バラエティー番組を録画したくらいです。素人参加のクイズ番組、深夜番組『オールナイトフジ』のネタコーナーなど、テレビに出まくっていました。本書では萩本欽一さんにピシャリと天狗な部分を指摘されるシーンが登場しますが、背景にはそんな大学生時代があったからなんです」

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――『ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回』では、3代目アシスタントを務めています。和田さんとの出会いのきっかけは何だったのですか?

垣花「和田アキ子さんとは、本書に登場する金井尚史ディレクターが引き合わせてくれました。アッコさんには僕のようないい加減なキャラクターの方が相性がいいと金井さんは確信していたようです。ただ、まさか初日に僕が遅刻するとは思ってもみなかったでしょうね(笑)。アッコさんが激怒したとき、金井さんが謝罪の場を作ってくれたからこそ、24年の長きにわたって関係が続けられました。今では離れたくても離れられないです(笑)!」

森永卓郎さんのおかげで松田聖子番に…

――これまで出会った人の中で、印象深い人は?

垣花「松田聖子さんです。森永卓郎さんとやっているラジオ番組にゲストでいらしたときに、舞い上がった森永さんがいきなり『好きです!』と告白し、聖子さんが一瞬引いてしまったんです。その後、聖子さんサイドが激怒して、森永さんは出禁になりましたが、僕が聖子さんをフォローする形でインタビューを続け、結果、松田聖子番のアナウンサーのような存在に。ニッポン放送の特番ではいつもアシスタントを務めたりと、おいしいポジションを手に入れました。僕はアクシデント発生のときに何かしらのチャンスを手に入れることが多い。まさに森永さんのおかげです(笑)」

――近年はテレビでも大活躍です。今後の目標は?

垣花「昨年末、同期の羽鳥慎一アナと藤井貴彦アナの3人でラジオ番組をやり、とても楽しく評判も良かった。知名度では2人に差を付けられていますが、僕は一向に気にならない。2人との出会いを生かして、もっと仲良くなって、面白い仕事ができることを期待しています。2人を利用しようとしてる? 僕はそういう人間です(笑)! そしてそんな世渡り術を書いたのが本書です!」

聞き手/程原ケン

「週刊実話」2月13日号より

垣花正(かきはな・ただし)

1972年1月1日、沖縄県生まれ。早稲田大学社会科学部を卒業後、’94年ニッポン放送入社。’19年よりフリーアナウンサーとしてホリプロ所属。『垣花正あなたとハッピー!』(ニッポン放送)パーソナリティー、『5時に夢中!』(TOKYO MX)MC。