中居正広の引退でSMAPが歴史から抹消へ 『世界に一つだけの花』も教科書から消える運命か

中居正広 (C)週刊実話Web
中居正広の女性トラブルが、ついに引退にまで発展した。これによってSMAPまでもが、歴史から存在を抹消されそうだ。

トラブルをめぐっては、様々な情報が飛び交っている。しかし、確定しているのは当事者が示談していることだけで、匿名で週刊誌取材に応じている被害者女性・中居双方の当事者から明確な詳細は明かされていない。

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被害者女性も取材に対し、示談金の額が異なるなど、誤情報があると困惑気味に話している。しかし、たとえ憶測であっても、イメージ商売である以上、ダメージは避けられない格好となった。 

そしてこの引退により今後、中居は最初から芸能界にいなかったかのような扱いになるという。 

「刑事事件として裁かれた訳ではないが、スキャンダルによる引退とあれば、二度とテレビで彼の映像が流れることはないでしょう。バラエティーの懐かし名場面集といった企画で、後に不祥事で引退した出演者にモザイク処理がされている光景は、誰しも一度は見たことがあると思います」(テレビ制作会社関係者) 

最近では、フワちゃんが『有吉の夏休み2024』(フジテレビ系)で、徹底的に存在が消されたことが記憶に新しい。示談にすらなっていないフワちゃんですらコレなのだから、中居の扱いがどうなるかは目に見えている。 

しかし、これによって、罪のないはずの名曲の数々さえも歴史から抹消されるというのだ。それどころか、SMAPの存在すらも、なかったものになろうとしている。 

二次使用も絶望的 SMAP映像不使用の陰謀論に終止符か 

「数々の名曲を送り出してきたSMAPは『平成の名曲トップ100』企画の常連。ですが、今後ライブ・歌番組の映像は使えないでしょう。ただの引退なら中居さんだけぼかすなどして使えますが、引退経緯を踏まえると、事件を連想してしまいますから」(同) 

SMAPの過去映像をめぐっては、解散後、しばしばテレビで流れないことが話題になる。 

昨年に再放送された『古畑任三郎』(フジテレビ系)で、SMAPのパネルだけ黒塗りされ、物議を醸した。 

一昨年にも『これが定番!世代別ベストソング ミュージックジェネレーション』(同系)の平成シングル売上枚数ランキングで、1位の『世界に一つだけの花』だけがライブや歌番組の映像ではなくジャケット写真などのイメージ映像だった。 

「このような時に批判しているのは、ほとんどが『新しい地図』のファン。『テレビ局は3人がSMAPだった歴史を葬ろうとしている』と指摘している。しかし、こうした陰謀論に終止符が打たれるでしょう。陰謀ではなく、“中居のせいで流せない”という明確な理由ができてしまった」(芸能ジャーナリスト) 

しかも、このキャンセルカルチャーの波は、テレビだけにとどまりそうにない。 

「『世界に一つだけの花』は音楽の教科書にも掲載されていますが、これも次の検定から外されるでしょうね。作詞作曲の槇原敬之が薬物で複数回逮捕され、中居氏が引退したとなれば、イエローカード2枚で退場です。大谷翔平の通訳だった水原一平氏だって、教科書から存在を消されましたから」(大手出版社勤務) 

ファンならずとも多くの人々を魅了し、国民的グループだったSMAPが、振り返ることすら許されない存在になろうとは。一体誰が予想しただろうか。