春高Vの共栄学園・秋本美空がプロ入り 元女子バレー日本代表の母・大友愛と二人三脚でロス五輪へ

大友愛(秋本愛)Threadsより
「春高バレー」こと、全日本バレーボール高等学校選手権(女子)は1月12日、東京都の共栄学園が19年ぶり3度目の優勝を飾った。

そこで注目を集めたのが“母子鷹”。元女子バレー日本代表の大友愛氏と愛娘で春高MVPに輝いた共栄学園3年の秋本美空だ。

【関連】昭和の「巨人、大鵬、卵焼き」から大きな変化 令和は「メジャー、プレミア、バレーボール」の時代に ほか

「大友さんは2013年、柔道家の秋本啓之氏と再婚しました。前年のロンドン五輪で28年ぶりの銅メダル獲得に貢献し、’13年の国内シーズン終了後に引退。以後、表舞台には立っていなかったため、娘の活躍とともにそのプライベートがクローズアップされたんです」(スポーツ紙記者)

まず、大友氏のママぶりについてだが、元日本代表、メダリストというとっつきにくさは皆無で、父母会の一人としてスタンドから応援。遠征などで手伝いに駆り出されたときも雑用係に徹していたという。

「元プロ選手、競技OB・OGの子息が同じスポーツの道に進む話はよく聞かれます。でも、その子息を預けた先の学校指導者を下に見てしまうのか、批判的な態度を取るケースも多いそうです。競技OGが現場に口を挟まないのは、実は難しいことなんですよ」(スポーツライター・飯山満氏)

大会会場では現役時代を知る関係者からも彼女の謙虚さを評価する声が聞かれたが、その一方で「今後は大友ママに対するメディアの注目度がさらに増すはず」との声も上がっているのだ。

秋本美空は代表入り間近!?

理由は、卒業後の進路をめぐって争奪戦が繰り広げられていた娘の美空が、SVリーグ女子のヴィクトリーナ姫路入りを決めたから。同チームは’16年に日本初の女子プロバレーボールチームとして設立された老舗チームだが、今後はこれを足掛かりに世界を目指す可能性も高いからだ。

「美空は16歳のときに全日本代表に選ばれています。ただ、そのときは先輩たちとの実力差を痛感させられた。再び日本代表に選ばれれば、次の代表合宿からは中心選手として鍛えられるはずです」(同)

その際に、五輪メダリストとして活躍した経験を持つ大友氏のサポートや助言はさらに必要性を帯びていくはず。

彼女の支援が実を結び、’28年ロス五輪で“母子鷹”のメダリストが誕生することを期待したい。

「週刊実話」2月6日号より