ホンダ、日産の経営統合恐るるに足らず! トヨタ「高級車クラウン専門店」続々オープンの超強気

トヨタ (C)週刊実話Web
1月7日、東京都港区虎ノ門に『THE CROWN東京虎ノ門』がオープンした。

『THE CROWN』は、トヨタの高級車種であるクラウンの専売店で、都内では初めての出店だが、同日には大阪府吹田市の千里にもオープンし、全国で計6カ所となった。

【関連】巨人の本拠地移転に暗雲 ホンダ・日産連合による西武ライオンズ買収は“打倒トヨタ”の切り札 ほか

クラウンといえば「いつかはクラウン」というキャッチコピーが印象的で、かつてはトヨタブランドのヒエラルキーの頂点車種として君臨していた。

セルシオの登場や、レクサスブランドの日本導入などによって、その立ち位置の難しさが指摘されることもあったが、相次ぐクラウン専売店設置の試みは、従来のそうしたポジションを払拭する狙いもあるとみられている。

一方で、クラウンだけで顧客を囲い込めるのだろうか?という単純な疑問も湧くが、果たして勝算はあるのだろうか?

クラウン=セダンにあらず!

「クラウンといえばセダンという長年のイメージでしたが、現モデルはクロスオーバー、スポーツ、セダン、エステートと4種類のボディータイプがあります。特に現モデルは2022年にクロスオーバーから発売を開始しており、クラウン=セダンというイメージの払拭を目指していることがよく分かります。また、実際限られた車種しか取り扱っていない外国車ディーラーなどもありますので、クラウン専売店においても4種類のボディータイプがあれば幅広いニーズに応えられるとの経営判断があると思います。また今後は『THE CROWN』のみでしか扱えないオリジナルモデルの販売なども予定しており、ある程度の採算性は見込めると思います」(自動車評論家)

折しも誕生から70周年という節目に、クラウンは伝統と革新を引っ下げてさらに一歩前に踏み出そうとしている。

クラウンが“おじさん車”というイメージは今や過去のものとなりつつあるのだ。

「週刊実話」2月6日号より