悪夢再び!? 2022年北京五輪でスーツ違反の高梨沙羅がまたまた「失格」の“深層”

画像はAIで生成したイメージ
ノルディックスキーのワールドカップ・ジャンプ女子第9戦(オーストリア)で1月6日、高梨沙羅(28)が“標的”にされた。

1回目は87.5メートルで15位の高梨は、2回目に飛距離を伸ばした。

しかし、審判員はスキー板の測定とタブレットでの計算に時間を費やす。

高梨の表情が曇る。次の瞬間、「失格」が宣告され結局、1回目の得点のみで30位に沈んだ。

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「この時点では失格となった詳細な説明はされませんでした。出場選手が2回目のジャンプを飛び終えたころ、『スキー板が規定よりもわずかに長かった』とアナウンスされました」(日本スポーツ協会担当記者)

高梨は2回目のジャンプを終えていた。

スキー板が伸びたり縮んだりするとは思えないのだが…?

また高梨と言えば、2022年北京冬季五輪・混合団体でも、「失格」となった痛恨の記憶が残る。

当時はスーツの規定違反で、そこから立ち直るまでにかなりの時間を要したが今回、高梨は気丈にも「失格は失格。同じ失敗をしないようにしたい」と語っていた。

有力選手である高梨への“嫌がらせ”か!?

だが、スキー大国でもある欧州メディアは異なる反応も見せていた。

「1回目のジャンプでは規定をクリアしています。国際スキー連盟(FIS)の規程では、スキー板の長さは選手のBMI(体重÷身長÷身長)の計算式でスキー板の長さがチェックされます。2回目でアウトになったということは、1回目のジャンプを終えた後、高梨は体重減があったことになります」(特派記者)

体重減は緊張と競技に集中していたせいなのだろうか。

高梨のように小柄な選手はわずかな体重減が致命傷となるわけだ。

もっとも、今回の失格は高梨への“嫌がらせ”との声も多かったという。

「次の26年ミラノ・コルティナ冬季五輪でも、高梨は有力な金メダル候補です。スキー強豪国も警戒しています。でも、FISの審判員には競技未経験者も少なくないんですよ」(同)

ルール改正を求める声もある。

ただ改正がなければ、小柄な高梨は次の冬季五輪でも“素人審判員”に苦しめられそうだ。

「週刊実話」1月30日号より