またも闇バイトか…新潟県「死体遺棄事件」捜査難航で地元に広まる“危ない噂”

画像はAIで生成したイメージ
昨年末、新潟県聖籠町次第浜の空き家で発生した死体遺棄事件が混迷を極めている。

新潟県警捜査本部は昨年12月24日、この空き家に埋められていた遺体の身元が新潟市中央区に住む小杉英雄さん(行方不明当時78)であることと、死因が首を絞められたことによる窒息死であることを発表したものの、いまだ事件解決には至っていない状態なのだ。

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県警によると捜査の端緒は10月16日、同県中央区にある小杉さんの自宅郵便受けに新聞がたまっていたことだった。

同21日に男性の親族から新潟署に行方不明届が出され、捜査が本格化した。

「急展開したのは12月16日のことです。捜査の過程で問題の空き家かその付近に遺体が遺棄された疑いが強まったとして捜索し、同日午後4時半ごろ着衣のまま1メートル以上の深さの土の中に埋められていた小杉さんの遺体が発見されたのです」(捜査関係者)

この空き家には10月中旬以降、複数の人物や小型重機が出入りし敷地内の小屋が解体されたほか、穴を掘る様子や木を伐採して運び出す様子も目撃されていたという。

加えて、11月上旬には「午前中に玄関を出たときに嫌な臭いがした。例えれば魚の腐った臭い」と異臭を感じた近隣住民も複数いたため、遺体がすぐに土の中に埋められず、空き家に一定期間遺棄されていた可能性もあるとみて県警は捜査を進めていたのである。

口座からは多額の金が引き出され…

また、捜査では小杉さんが行方不明になっていた頃、彼の口座から多額の金が引き出されていたことも判明している。

敷地内で開いたままの状態の金庫の目撃談もあったことから「金銭トラブル」や「闇バイト」の可能性も噂されているのだ。

社会部記者がこう語る。

「同事件においては年明けに30代の男が現金の引き出しに関わっていた疑いが浮上。男は昨年12月に詐欺の疑いで逮捕されている人物との報道も一部であったほどだが、その後この話は立ち消えとなっており、捜査の進展がまるで見えない状態なのです」

果たしてどんな捜査が行われているのか。

事件の早期解決を願うのは、本誌ばかりではないはずだ。

「週刊実話」1月23日号より一部内容を変更