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「住吉会」「道仁会」「工藤會」三社が集結!“緊迫の会合60分”密着

「住吉会」「道仁会」「工藤會」三社が集結!“緊迫の会合60分”密着
「住吉会」「道仁会」「工藤會」三社が集結 (C)週刊実話Web

「見えました!」

威勢のよい声が響くと5~6台の車列が現れ、門の外で待機していた組員らが一斉に頭を下げた。敷地内に次々と高級車が滑り込み、整列した最高幹部らが出迎える。先頭車両からは、この日の〝客人〟が姿を現し、笑顔で挨拶を交わしながら、建物内へと歩を進めた。

5月13日、住吉会(東京)の千葉県富里市内にある共和一家本部で、住吉会・小川修司会長と道仁会・小林哲治会長(福岡)、さらに工藤會(野村悟総裁、田上文雄会長=福岡)の最高幹部らが集まったのだ。

住吉会と道仁会は関功会長(現・代表)体制だった2月、業界では前例のない「五分の兄弟会」とする親戚関係を結んでいた。

「この親戚縁組は、住吉会の加藤英幸・幸平一家十三代目総長による強い要望があって実現した。小林会長と加藤総長が長年、親しい間柄にあったからこそだろう」(関東の組織関係者)

当日、幸平一家の小坂聡・加藤連合会会長らが送迎役を務めた様子からも、親交の深さがうかがえた。

しかし、現場では地元の千葉県警のみならず、警視庁の捜査員らも警戒態勢を敷き、出席者の確認のため細部まで目を光らせ、緊張感を漂わせていたのだ。

到着後、すぐさま共和一家の鉄製の門が閉じられ、組員の出入りも止まったが、約1時間経つと、離れた場所で待機していた捜査員らが走り出し、再び本部前に居並んだ。会合が終了し、最高幹部らが続々と玄関前に並び始めたのである。

業界内で囁かれた今回の目的

小林会長と工藤會最高幹部が玄関口に出ると、住吉会・小川会長も見送りのため姿を現した。小林会長は言葉を交わしながら、ゆっくりと車両に乗り込み、発進する直前まで声を掛けて帰途に就いたのだった。

道仁会一行は3月にも共和一家を訪れたばかりで、業界内では今回の目的について諸説、囁かれた。

「六代目山口組の動向に絡んだ憶測もあったが、前回は親戚縁組による顔合わせであり、今回は小川会長のトップ就任を祝うために駆け付けたようだ。工藤會も道仁会と共に九州『四社会』に加盟しているから、同様の目的だったはずだ」(同)

また、もう1つ捜査員らが注目した点があった。

「3月に起きた住吉会と稲川会とのいざこざで、加藤連合会の小坂会長が謹慎を受けていたんだが、この訪問の前日に解除されたんだ」(別の関東の組織関係者)

小坂会長は現場に復帰し、集まった捜査員らもその姿を目で追っていた。

住吉会が小川会長体制を発足した4月20日には、最高幹部人事も発表されており、今回の会合当日に勢揃いした。

「関会長体制で六役と呼ばれた最高幹部たちは、新体制では刷新された。何らかの別の役職に就く可能性もあり、その全貌が明らかになるのは近いとみられる」(業界ジャーナリスト)

新体制になって初めての〝会合〟は、穏やかな雰囲気で幕を閉じた。

すべてを託された住吉会・小川会長の動向から、今後、目が離せない。

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