“海のミルク”カキの価格が高騰! 育成不漁が続き冬本番に大打撃
2025.01.14

ところが、広島をはじめ全国の生産地が不漁に見舞われ、カキの価格が高騰している。
“海のミルク”と呼ばれるカキは、1個(約20グラム)の亜鉛含有量が約2.8ミリグラム。プリン体は約37ミリグラムで、生カキやカキフライにしても美味だ。
【関連】逮捕者も続出! 漁獲高を報告せず裏ルートで流す“闇マグロ”が全国で横行中 ほか
「近年はオイスターバーも増えてカキの需要が高まっているんですが、カキ生産地の不漁が続き首都圏の店舗での昨年末の価格は100グラム400〜500円。一昨年と比べ3割ほど高くなっている」(フードライター)
昨年、生産量日本一を誇る広島産のカキは生育が遅れ、水揚げ解禁が3週間ほど遅れる異常事態に。原因は昨夏の猛暑と温暖化による海水温の上昇とされるが、漁業関係者は「海がきれいになりすぎたことも関係している」と指摘する。
「以前は水質が悪かった。近年は瀬戸内海の周辺の川の環境が良くなって、水質が大幅に改善された。その反面、プランクトンの栄養となる窒素やリンが失われて、カキが育ちにくくなっている。カキの生育には海だけでなく、川の上流の山も重要な役割を果たしているんです。山に雨が降ると土に含まれる栄養分が水と一緒に海まで運ばれるからです。昨年は雨の量が少なかったから、カキの栄養不足に拍車を掛けた」(同)
春先の水揚げに期待
広島と並んでカキの名産地として知られる宮城県・松島では、ホヤの一種であるシロボヤが大量発生。カキの殻に覆いかぶさるように付着してカキに栄養が届かないため成育不良を招き、記録的な不漁に陥っている。
そのためか、昨年12月上旬までの生産量は例年の1〜2割程度と十分なカキが確保できず、毎年11月下旬に開催していた『松島大漁かきまつり』が中止になったほどだった。
「長崎県内の平戸地区や諫早地区、三重県鳥羽市でも不漁が続いています」(同)
例年、カキは3月に旨味を増すと言われるが、早春の水揚げを期待したい。
「週刊実話」1月23日号より
合わせて読みたい
-
水卜麻美アナが日テレ退社へ 夫・中村倫也の説得で『24時間テレビ』が花道に?
2025.05.11 芸能 -
「応援は人生を代償にしてこそ美しい」プロ野球応援の革命児が栄光と挫折の末にたどり着いた真髄を激白!
2025.03.17 エンタメ -
【難読漢字よもやま話】「西瓜」なんて読む? 言葉にまつわる由来と豆知識
2025.07.19 エンタメ -
メンズエステで「美人局」被害が爆増中“グレーゾーン”に付け込んだ巧妙な手口
2025.07.18 -
“劇場型美人局”の実態 被害者の40代男性が証言「5万円で警察沙汰にならないなら…」
2025.07.18 -
藤田ニコル「投票報告炎上」で若者の政治参加をめぐる葛藤が浮き彫りに
2025.07.19 -
中森明菜に「顔が違う…」16年ぶり復活ステージでまさかの“ニセモノ説”浮上
2025.04.23 芸能 -
カレーは「辛味入り汁かけ飯」に…太平洋戦争時「金属製曲がり尺八」と呼ばれた楽器は?
2025.07.19 -
長濱ねる結婚か 8年ぶりセクシー写真集のウラに見え隠れする魂胆
2025.07.17 芸能 -
巨人・捕手4人制で期待急上昇「組みたい」投手が殺到する“陰の参謀”小林誠司の観察眼
2025.07.04 スポーツ
合わせて読みたい
-
水卜麻美アナが日テレ退社へ 夫・中村倫也の説得で『24時間テレビ』が花道に?
2025.05.11 芸能 -
「応援は人生を代償にしてこそ美しい」プロ野球応援の革命児が栄光と挫折の末にたどり着いた真髄を激白!
2025.03.17 エンタメ -
【難読漢字よもやま話】「西瓜」なんて読む? 言葉にまつわる由来と豆知識
2025.07.19 エンタメ -
メンズエステで「美人局」被害が爆増中“グレーゾーン”に付け込んだ巧妙な手口
2025.07.18 -
“劇場型美人局”の実態 被害者の40代男性が証言「5万円で警察沙汰にならないなら…」
2025.07.18 -
藤田ニコル「投票報告炎上」で若者の政治参加をめぐる葛藤が浮き彫りに
2025.07.19 -
中森明菜に「顔が違う…」16年ぶり復活ステージでまさかの“ニセモノ説”浮上
2025.04.23 芸能 -
カレーは「辛味入り汁かけ飯」に…太平洋戦争時「金属製曲がり尺八」と呼ばれた楽器は?
2025.07.19 -
長濱ねる結婚か 8年ぶりセクシー写真集のウラに見え隠れする魂胆
2025.07.17 芸能 -
巨人・捕手4人制で期待急上昇「組みたい」投手が殺到する“陰の参謀”小林誠司の観察眼
2025.07.04 スポーツ