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32年の歴史に幕――「会津会館」解体工事始まる

32年の歴史に幕ーー「会津会館」解体工事始まる 
「会津会館」解体工事始まる (C)週刊実話Web 

「会津会館」と呼ばれた京都の名門組織・会津小鉄会の旧本部は、平成29年に井上邦雄組長も逮捕される事態となった乱闘騒ぎ後、京都府警によって封鎖され、地裁が使用差し止めの仮処分を決定してからは、組員の出入りも禁止されていた。

手付かずの状態が数年間、続いていたが、今年1月に金子利典会長の七代目会津小鉄会に一本化されたことで、旧本部の売却に関する噂が浮上。4月に売却され、解体工事が開始されたのだ。

会津小鉄会のシンボルでもあった「会津会館」は、四代目会津小鉄時代の平成元年11月に完成。鉄筋コンクリート造りの4階建てで屋根は銅版葺き、内壁には大理石が使われたという。

伝統を守り抜く気骨に変わりなし

さらに、3階会長室の窓は防弾ガラスになっており、4階は160畳敷きの大広間だった。年中行事や五代目、六代目の継承式が、この大広間で執り行われてきた。

「建設当時はバブル期で、土地代や建設費、備品など合わせて数十億円掛かったといわれた。伝統ある大瓢箪の代紋だから、それ相応の造りだった」(地元関係者)

近隣住民の間では、本部前に高級車が付けられると、親しみを込めて「親分が出掛ける時間だ」と言われることもあった。

現在、会津小鉄会の本部は左京区に移されたが、伝統を守り抜く気骨に、変わりはないといえそうだ。

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