【2025年の大予言】「巨大隕石が地球に降り注ぐ」科学者と予言者の双方が警告! NASAが“体当たり”で軌道変更か



万全ではない地球防衛の体制

飛来する隕石や小惑星については、NASAも衝突の危険性を認識しており、2022年にはSF映画さながらの「プラネタリー・ディフェンス(地球防衛)」実験を行っている。

地球と木星の間を回る直径780メートルと直径180メートルの双子の小惑星に対して、無人探査機を衝突させて軌道の変更に成功した。

ペアで飛来する小惑星のうち、小さいほうに探査機を衝突させて軌道を少しずらせば、重力を及ぼし合う大きいほうの小惑星も軌道がずれていく。

これを地球から遠い場所で行えば、わずかなずれでも地球への衝突が回避できる。

ほかにも小惑星を核ミサイルで破壊する、宇宙船を小惑星に横付けする(これも重力の影響で軌道がずれる)、小惑星に帆を付けて太陽光の圧力により軌道をずらすなど、さまざまな方法が考えられている。

ただし、そのどれもが条件付きで、とにかく地球から十分に遠い距離で小惑星を発見しなければならない。

現在、世界中の観測所で危険な小惑星を監視しているが、2013年にはロシアのチェリャビンスク州に直径19メートルの小惑星が飛来し、太陽の30倍の明るさを放って空中爆発している。

その衝撃波で窓ガラスが割れ、1600人以上のけが人が出た。

2019年には直径130メートルの小惑星が、地球から約7万2000キロの距離を通過している。

遠く離れているようにも思えるが、天文学的に7万キロはニアミス同然。

これは地球と月の距離の5分の1以下で、地球に衝突していたら最悪のケースで、東京都とほぼ同規模の範囲を壊滅させるほどの打撃を与えていたという。

はるかかなたから飛んでくる小惑星を把握するのは容易ではなく、各国の監視も万全ではない。

2025年7月、もしも地球に小惑星や巨大隕石が飛来したら、大規模停電の余波で世界の天体観測所やNASAは機能を停止、または制限されるだろう。

なんとか小惑星の飛来をキャッチしても、頼みの綱の無人探査機は通信不能で制御できない。

慌てて核ミサイルで破壊しようにも、すでに地球に近すぎる…。

小惑星の巨大なエネルギーが大津波を引き起こし、なすすべなく降り注ぐ隕石で都市は壊滅的な打撃を受ける。

生き延びられるのは山岳地帯に暮らす一部の人々のみ。そんな恐ろしい時が来ないことを祈るばかりだ。

『検証 2025年の大予言』(小社刊)より