西武・源田壮亮“不倫処分ナシ”は球界での通例? 山川穂高、清田育宏、二岡智宏ら過去の“判例”を振り返る
2024.12.28
スポーツ

源田の妻は元乃木坂46の衛藤美彩。元有名アイドルの妻を持ちながら、別の女性と1年にわたる不倫関係にあり、何度も逢瀬を重ねていたとあって、源田はアイドルファンから激しい嫌悪感が向けられている。
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しかし、球団内部で「この件は源田の家庭内の問題」として処分しない方針であると報じられ、怒りや不満は激しくなっている。
ただ、野球界で過去の不倫スキャンダルを見ても、処分される例は極めて稀だ。
不倫に加え、何か別の不祥事もないと、出場停止や退団は下されないのが通例になっている。
近年、最も批判を浴びた不倫といえば、当時西武だった山川穂高だろう。
山川は2023年5月、知人の20代女性に不同意で性加害を行ったとして、警視庁が強制性交等の疑いで書類送検。8月に嫌疑不十分で不起訴処分となったが、球団からは無期限出場停止を言い渡された。
これは不倫より性加害による書類送検が問題視された形だろう。
元千葉ロッテマリーンズの清田育宏は、2021年1月、FRIDAYで不倫が報じられた。
記事によると、清田は2020年9月末、球団がコロナ対策として部外者との会食を禁止しながらも、札幌遠征に女性を同伴してホテルで密会していた。
直後にコロナ感染した際、球団の事情聴取に女性同伴を伏せた虚偽の説明をしていたことが判明。無期限謹慎処分を受け、春季キャンプ不参加となった。
しかし、開幕後には別の女性とも、2軍戦後に不倫デートしていたと判明。「度重なる不適切な行動及びチームに対する背信行為」とクビになったが、最後の引き金が不倫だっただけで、直接的な原因は虚偽説明や無反省だ。
“不倫単独”では処分されない
セ・リーグでも、不倫に対する処分は、そう行なわれないのが実情だ。
2020年7月、阪神タイガースの西勇輝に、緊急事態宣言中の不倫密会が報じられたが、球団は「自覚をもった行動をするように厳重注意を行う」などと厳重注意に留めた。
一方、同年3月には、開幕延期の中、同僚の藤浪晋太郎が緊急事態宣言中に合コンを開いてコロナ感染。当時はコロナ禍の初期で自粛ムードが強かったとはいえ、謝罪会見を行い、ファンからは「不倫より合コンの方が罪が重い」と揶揄された。
最近の例でも、2024年10月、広島東洋カープの田中広輔に不倫が報じられたが、球団からは一切のお咎めなし。契約更改では2000万円の減俸となったが、これは66試合で打率.156という、成績不振を反映したものだ。
古くは読売ジャイアンツだった二岡智宏が、山本モナとの不倫が発覚した際、1軍復帰が延期に。オフには北海道日本ハムファイターズとのトレードで事実上の左遷になったが、これも当時の報道の大きさや「巨人軍は紳士たれ」という風紀に則った性格によるもので確定だろう。
その他にも、小深田大翔、小久保裕紀など、不倫が発覚しながら処分されていない選手は数知れない。
アイドル時代の衛藤を応援していたファンには歯がゆいかもしれないが、球界では「不倫のひとつやふたつ」「プレーで魅せればいい」という風潮が強いのである。
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