蝶野正洋が2024年を総括して「俺的MVP」と「ビンタしたい大物政治家」を大発表!

蝶野正洋(C)週刊実話Web
今回は2024年を総括して、蝶野正洋の個人的ニュースや各賞を発表したいと思う。

24年に最も活躍したMVP(モスト・バリュアブル・プレイヤー)は、やっぱり“大谷翔平選手”だね。

多くのプロスポーツで世界を舞台に活躍する日本人選手が増えたし、24年はパリ・オリンピックもあったから、新たなスターもたくさん生まれた。

でも、最も存在感があったのはやはり大谷選手で、これにはほとんどの人が異論ないんじゃないか。

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ホームラン、盗塁を量産して「50-50」の偉業を達成し、他にも数々の新記録を打ち立ててリーグ優勝、そしてワールドシリーズ制覇。大谷選手がすごいのはこれだけの記録ラッシュだったのに、いまだピークを感じさせないところで、25年もさらなる活躍をしそうな期待感があるよ。

大谷選手とは真逆の「MBP」も選んでおこうか。

これは「モスト・ビンタ・プレイヤー」で、つまりビンタをして気合を入れ直したい人物だ。

候補はたくさんいるけど、一番は“石破茂首相”だな。

石破さんは政治家としては有能だし、答弁も丁寧で理路整然と説明ができる人だとは思う。

ただ、顔つきや見た目がちょっと気になるんだよ。もうちょっと爽やかな雰囲気になれば、支持率が10%ぐらい上がると思う。

大谷選手はビジュアル面も含めて日本人のイメージをアップしてくれてるのに、国の代表が足を引っ張ってるんだよ。

いまどきの政治家、特に首相には、専属のスタイリストやヘアメイクがついてもいいと思うんだよね。

内閣府の中に美容外科クリニックを入れて、気軽にシミを消したりできるようにもすればいい。やっぱり、政治家は印象が大事だから。

ただ、たとえ印象がよくても、中身をしっかり見極めなければいけない。

特に24年は斎藤元彦兵庫県知事に代表されるように、政治家に対する偏った報道が物議を醸した。

いつも見てるニュースだけでなく、いろいろな意見を取り入れて、どんな人物かじっくり判断するべきだと感じた。

61歳でトレーニング再開!

俺の個人的な重大ニュースは「トレーニング再開」だ。

俺は今年で61歳になったんだけど、体力の衰えや、老化が進んでいることを実感している。

3年前に脊柱管狭窄症の手術をする前は、両脚の痛みで歩くのも大変だった。

今は激痛から解放されたんだけど、術後も体の歪みは直らず。年齢的な退化と、体幹に重要な腸腰筋の硬直が原因なんだけど、それを再生させる電気治療を始めたら、少しずつ動くようになってきている。

治療がうまくいって体調が回復すると、それだけで気持ちが変わってくる。

ここ数年は仕事の相談が来ても、体が動ける範囲でしか対応できなくて、どうしても断ってしまうことがあった。

でも、体が動くなら、できる仕事も増える。この年齢でトレーニングを続ければちゃんと筋肉がつくし、機能が上がってくる。ものすごくゆっくりだけど、その手応えを感じられた1年だった。

俺と同世代の人で体調を崩したり、体のあちこちが痛んだりするという人は多いと思う。

でも、俺が頑張ることで、まだまだできるというメッセージを出していきたいね。

「週刊実話」1月9・16日号より

蝶野正洋(ちょうの・まさひろ)

1963年シアトル生まれ。1984年に新日本プロレスに入団。トップレスラーとして活躍し、2010年に退団。現在はリング以外にもテレビ、イベントなど、多方面で活躍。『ガキの使い大晦日スペシャル』では欠かせない存在。