
グランダムジャパン古馬シーズンが、いよいよ開幕する。本シーズンでは、母親として次世代への競馬へつないでいく牝馬にスポットをあてている。全国各地の牝馬重賞競走を世代別に体系づけ、地方競馬の優れた牝馬が活躍する舞台を広げるとともに、有力馬の交流促進により牝馬戦の魅力をより引き出そうと、12年前にスタートした。
8競走で成る3歳シーズンは、6月16日の『関東オークス』(川崎)を残すのみとなり、5月23日には『第5回佐賀ヴィーナスカップ』で古馬シーズンがスタートする。地方全国交流競走に設定されており、過去4回中2回他地区馬が優勝するなど、遠征馬も地元にヒケをとらない活躍を見せている当レース。今年の遠征陣も、なかなか豪華な顔ぶれだ。昨年の当レース勝ち馬のジェッシージェニー(大井)、20年の桃花賞の勝ち馬カラースキーム(大井)、19年笠松ラブミーチャン記念1着、大井の東京2歳優駿2着、園田ののじぎく賞1着など輝かしい戦績を持つテーオーブルベリー(大井)、19年川崎のローレル賞勝ち馬ブロンディーヴァなど、タイトルホルダーがずらりと並ぶ。
地元馬にとっては、ここから続く夏の大一番『第21回サマーチャンピオン』(JpnⅢ)に向けて、大きなアドバンテージを得るためにも、落とすことのできない一戦となる。
“初”が多いレース『川崎マイラーズ』
さて、26日は川崎競馬『第13回川崎マイラーズ』(SⅢ)が開催される。南関東では春から夏(5月~8月)の期間中、古馬が出走できるマイル重賞が5競走行われ、特に川崎マイラーズはシーズン最初の南関東限定戦であり、今シーズンを占う一戦ともいえる。
川崎マイラーズは「初」が多いレースでもある。過去10年の優勝馬のうち、川崎マイラーズが「初タイトル」となった馬は5頭。昨年のグレンチェントは、地方競馬移籍後5戦目で南関東重賞初制覇を成し遂げている。その5頭のほかにも、15年のソルテは古馬重賞初制覇、11年のザッハーマインは牡馬混合重賞初制覇だった。重賞以外のレースをステップにした馬が活躍する傾向にあり、今年もニューヒーローの誕生に期待がかかる。
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