ハライチ澤部佑の評価は低い? メディア業界が注目する『テレビ出演本数ランキング』の明暗

澤部佑 (C)週刊実話Web
年の瀬のこの時期、テレビ界が密かに関心を寄せるのが『テレビ出演本数ランキング』だ。

テレビ放送の調査・測定を行うニホンモニターが、NHK、日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京の在京キー局を対象に、タレントが出演した番組の数を合算したもの。

【関連】松本人志の命運を“元アイドル”が左右した!? フジテレビ系『ワイドナショー』『だれかtoなかい』終了の裏側 など

期間は2024年1月1日から11月24日とし、通販番組や再放送はカウントされない。

この数字は、テレビ制作関係者がキャスティングの参考にするという。

「12月分が抜け落ち、かつグループ出演と個人出演の合算にて集計されるなど、潜在視聴率ほどの整合性はありません。だが、スポンサーに分かりやすいデータとして重宝されているんです」(芸能プロ関係者)

では、早速ランキングを見てみよう。

1位:『ハライチ』澤部佑 578本(推定年収5000万円)
2位:『バナナマン』設楽統 541本(同6500万円)
3位:『麒麟』川島明 539本(同4000万円)
4位:『アルコ&ピース』平子祐希 478本(同3000万円)
5位:『南海キャンディーズ』山里亮太 460本(同5000万円)
6位:林修 460本(同1億円)
7位:木村昴 458本(同7000万円)
8位:『オードリー』春日俊彰 432本(同2000万円)
9位:『チョコレートプラネット』 松尾駿426本(同4000万円)
9位:『チョコレートプラネット』 長田庄平426本(同4000万円)

編成マン「視聴率と新規性が重要」

最近、売れっ子と称される名前が羅列されているが、この中で誰に注目するべきなのか?

「すばり4位の平子、7位の木村、9位のチョコプラの2人です。この3組に共通するのは、帯番組のレギュラーを持っておらず、ゲストとしてあちこちの局から満遍なくオファーがあったことを意味します。つまり、真の人気者と言ってもいい。来年はこの3組が牛耳るといってもいいでしょう」(制作関係者)

さらに民放キー局の編成マンは「視聴率と新規性が重要になる」と解説する。

「厳しい言い方をすれば、澤部と設楽の評価は微妙です。澤部は『ぽかぽか』、設楽は『ノンストップ!』(共にフジ系)のレギュラーで出演本数を稼いでいる。しかし、この2番組に共通するのは低視聴率で打ち切り候補であること。視聴率の取れない番組にいくら出たところでテレビ界の評価は低い。一方の川島は『ラヴィット!』(TBS系)の視聴率が右肩上がり。本物です」

驚くことに、ランキング常連の春日は危ういという。

「帯番組のMCをいつまでも持てずに、ひな壇芸人として頂点にいるということです。タレントとしてはトップを取れないということを自ら証明しているわけです」(広告代理店幹部)

量より質なのだ。

「週刊実話」1月2日号より