ドラマ『モンスター』最終回前に失速した2つの理由「“親子推し”しすぎ」「古田新太の“濃厚演技”」

趣里 (C)週刊実話Web
ドラマ『モンスター』(カンテレ・フジテレビ系)が、12月23日放送の最終回を前にして失速している。

趣里は、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』でヒロインを務め、『モンスター』ではゴールデン・プライム帯の連続ドラマ初主演を担当。朝ドラ直後の主演作とあって、放送前には大きな注目を集めていた。

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ドラマは、弁護士・神波亮子(趣里)が、現代社会の問題と向き合いながら、ゲームのように法廷闘争に立ち向かう異色のリーガル・エンターテインメント。

序盤は、自殺教唆や精子提供などを題材に取り上げ、センセーショナルな内容が話題に。しかし、放送が進むにつれてスリリングな裁判風景は描かれなくなり、一気にトーンダウン。

さらに、準主役として出演しているSixTONESのジェシーが“棒演技”だとSNSでやゆされるなど、作品自体の評価も下がった。

「主人公の亮子は、古田新太が演じる粒来春明と親子ながら因縁を抱えている設定。最終回が近くなるにつれ、この親子のストーリーばかりになり、裁判のシーンは徐々に減っていった。最終回では初めて親子で裁判に挑むとのことですが、この親子にそこまで感情移入している視聴者がいるのかは謎。“親子推し”しすぎない方がよかったのでは」(スポーツ紙記者)

主役が悪役に食われてしまった!?

もう一つ、同ドラマが勢いを失くしたワケがあるという。

趣里の演技がイマイチ話題にならず、古田の“濃厚演技”が注目を浴びてしまっているのだ。

「当初、趣里さんがクセのある役を演じるのが売りだったはずだが、古田さんが登場してからは、抜群の演技力で注目をさらってしまった。結果、趣里さんがあまり目立たず、印象に残らない。主役が悪役に食われてしまうことはよくあるが、『モンスター』では古田さんに趣里さんが太刀打ちできない形となってしまいました」(民放関係者)

父親・水谷豊が『相棒』(テレビ朝日系)で演じる杉下右京のマネをして、趣里がドラマの中で独特な紅茶の注ぎ方を披露したときはさすがに話題になったが…。やはり“父親”にはかなわないのだろう。