大山残留も年俸トップは近本! 伝統球団・阪神で“チームの顔”をめぐる内紛勃発か

阪神甲子園球場 (C)週刊実話Web
新生・藤川タイガースの顔は、主砲・大山悠輔でもなければ、佐藤輝明でもない。リードオフマンの近本光司が選ばれた。

近本が契約更改に臨んだのは、12月10日。順調にいけば、来シーズン終了後に国内FA(フリーエージェント)権を取得する。近本は球団の提示した複数年契約を辞退。しかし、権利行使の可能性は“ゼロに近い安心契約”だった。

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「単年、推定3億7000万円でサインしました。球団や関係者の話を総合すると、年俸トップは大山ではなく、近本になったようです」(在阪記者)

大山がFA宣言し、他球団との交渉に臨んだ後、阪神は最初に提示した「4年16億円」から、さらに上積みしたという。「5年20億円」で残留したと言われており、単年に計算し直すと、4億円になる。3億7000万円の近本がトップになったということは実際、大山はそれ以下の金額で残留したということになる。

「5年の複数年(契約)なのは本当です。大山は年俸3億4000万円で残留したようです」(関係者)

つまり、近本はこの先の活躍次第ではさらに年俸が上がる可能性もあるが、複数年の大山にはそれがない。多少の出来高払いの条項は含まれているのかもしれないが今後、近本を抜くのは難しいだろう。

「球団も『大山以上になる』ことを分かっていました。決して大山を軽視したからではなく、近本は入団から6年間、大きなケガもなくチームを支えてきた。それを評価し、球団は年俸トップを提示しました」(同)

近本には1000本安打到達のスピード記録も

近本が「チームの顔」に選ばれた理由は、球史に名前を残す可能性が出てきたから。それは通算1000本安打到達のスピード記録だ。

球団最速は、NPB6年目の809試合で達成したマートン氏で、2位が藤村富美男氏の864試合、3位が赤星憲広氏の880試合だ。

近本は今季終了時点で804試合933安打だから、藤村氏を抜く可能性も出てきた。マートン氏は助っ人なので、「実質球団1位」と解釈する向きも強いようだ。

「大山はそういった記録には縁がないですが、伝統球団の主砲の立場に、やり甲斐や自負を持っています」(前出・関係者)

リードオフマンと4番。どちらもチームにとって大切な役どころではあるが、プライドがぶつかる危険性は捨てきれない。2人のメンツ争いがいい方向に出れば、藤川球児監督も安心なのだが、果たして…。

「週刊実話」1月2日号より