夫が嫌う同僚にがぜん興味を抱いて不倫沼にハマった! 好奇心旺盛な人妻がひた隠す“秘密のデート”



妻も夫も不倫相手もウインウイン?

A氏をロックオンした美奈子さんは、夫のスマホからこっそりA氏のラインを入手。

「夫のことで相談がある」とメッセージを送り、ふたりだけで会う約束を取り付けたという。

「古典的なやり方ですけど、Aはちゃんと来てくれました。『相談はウソで本当はふたりきりで会いたかっただけ』と言ったときは不審そうな顔をされましたけど、話も弾んで、楽しい時間を過ごしました」

聞き上手で気が利くレディーファースト。「夫とは真逆」というA氏にさらに惹かれてしまった美奈子さんは定期的にA氏を呼び出すようになり、夫に隠れて食事やドライブなどのデートを重ねた。

「Aは、最初は苦手な同僚の妻である私を警戒していたんですけど、何の企み(笑)もないことが分かってからは急激に心を許してくれたような感じでした。『自分に否定的な男の妻が自分に好意を持ってくれている』ことに素直に感動したみたいで、気がついたら男女の関係になっていました。彼は夫に対して、私を寝取ってしまったという引け目と同時に優越感みたいなものを覚えるようになったみたいで、夫の嫌味や陰口が気にならなくなったと言ってるし、私も罪悪感から夫に優しくしてるせいか、夫も会社であまりカリカリしなくなったみたいです。3人共ウインウインの関係ってことでイイですよね(笑)」

…夫にバレた時の修羅場が怖い。

取材・文/清水芽々

清水芽々(しみず・めめ)

1965年生まれ。埼玉県出身。埼玉大学卒。17歳の時に「女子高生ライター」として執筆活動を始める。現在は「ノンフィクションライター」として、主に男女関係や家族間のトラブル、女性が抱える闇、高齢者問題などと向き合っている。『壮絶ルポ 狙われるシングルマザー』(週刊文春に掲載)など、多くのメディアに寄稿。著書に『有名進学塾もない片田舎で子どもを東大生に育てた母親のシンプルな日常』など。一男三女の母。