フジテレビ『珍プレー好プレー大賞』日本シリーズ取材パス剥奪の影響クッキリ 大谷翔平×元木大介に疑問の声も

中居正広 (C)週刊実話Web
12月5日、毎年この時期に放送される特番『中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞2024』(フジテレビ系)が放送された。

今年の野球界は、大谷翔平と山本由伸が所属するロサンゼルス・ドジャースの世界一や、下剋上による横浜DeNAベイスターズ26年ぶりの日本一など、日米で話題が目白押し。番組も大谷を2コーナーに分けて放送し、ドジャースの世界一を称える。

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しかし、スタジオゲストにDeNAの桑原将志、福岡ソフトバンクホークスの近藤健介がし出演したにもかかわらず、日本シリーズの映像はゼロだった。 

他にも、2年連続最下位から2位になった北海道日本ハムファイターズを“下剋上”と称して特集。新庄剛志監督の現役時代を振り返る映像もあり、日本シリーズの映像が使えない分、代わりに尺を埋めたい意図は見え見えだった。 

この不自然な番組編成は、フジテレビが日本野球機構(NPB)を怒らせた一件が関係している。 

日本シリーズ“取材パス剥奪”が効いて珍編集に 

「フジはドジャースのワールドシリーズ放映権を獲得し、午前中に生中継、ゴールデンタイムに再放送していました。これが日本シリーズ生中継と裏被りし、NPB側が激怒。フジから取材パスを剥奪し、出禁としたのです」(スポーツライター) 

この件についてNPBの井原敦事務局長は11月11日、実行委員会後の取材で「日本シリーズというのは、プロ野球にとって最大の価値があるもの」「日本シリーズの地上波完全中継は、テレビ各局、スポンサーさん、12球団すべてのプロ野球関係者・野球機構を含めて協力体制の下で行われている」とコメント。 

「その協力体制が損なわれる」「信頼関係が著しく毀損された」として、剥奪の妥当性を主張した。 

また視聴者からは、元読売ジャイアンツコーチの元木大介氏が出演していたことにもツッコミが続出している。 

「元木氏はフジの取材班として、ワールドシリーズを現地で観戦していました。しかし、ドジャース優勝後のグラウンドでフジが取材を拒否される映像が流れ、ソーシャルメディアで大きな話題に。これは一部メディアが、特定できる範囲で大谷の新居を報じ、売却するハメになったためでしょう。また、元木氏自身も2月にインスタグラムで大谷の愛車を投稿し、プライバシーへの配慮がないと炎上。後に謝罪しています」(前出・ライター) 

 司会の中居正広が、一番とばっちりを喰らったかもしれない。