日本女子卓球界に“第3の刺客”登場! 世界ランク急浮上の大藤沙月が早くも五輪代表候補と大注目

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20歳の大躍進だ!

今年4月時点で卓球女子世界ランキング125位、「目標は50位以内」と語っていた大藤沙月が成長曲線を描き、一気に「国内3強」に食い込んできた。

今後の成績次第では、4年後のロサンゼルス五輪代表となる可能性が急速に高まっているのだ。

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「10月のWTTチャンピオンズ・モンペリエ大会では平野美宇、伊藤美誠に勝って、決勝戦まで上り詰めました。決勝戦の相手は16歳の張本美和でしたが、大方の予想を覆し、大藤が優勝しました」(専門誌記者)

世界大会で日本人同士の決勝戦が行われたこともすごいことだが、女子卓球界の世代交代は急ピッチ。その象徴的選手が大藤だ。

国際卓球連盟(ITTF)の最新世界ランキング(11月27日更新)によれば、女子シングルス国内トップは早田ひなの6位、張本の7位、そして大藤の8位が3傑。4番手は伊藤の10位だが、大藤とは約150ポイントも離れており、今シーズン中の逆転は微妙な情勢だ。

「WTTチャンピオンズの11月大会が福岡で行われたんですが、ここでも大藤が伊藤に勝利しています」(同)

大藤は地方大会で「2位の常連」とも言われてきたという。

強豪選手ではあるが、4歳年上に早田や伊藤らがいるばかりか4歳年下の張本がいち早く「世界」で活躍していたために、表舞台に立つ機会が乏しかった。

ラケット新調で絶好調に

「ラバー、ラケットを新しくしてから絶好調になったようです」(同)

女性が持ち物を変えて仕事も好転させた話はあるが、そうではない。

Tリーグを介して知り合った坂本竜介コーチから「自身の卓球を攻撃型に変えたほうが良い」との助言を受け、ラケットを変えたという。

「大藤はマジメな性格で、今までは完璧を求めすぎて失敗していたようです。考え方もプラス思考に変え、失敗を恐れずに仕掛けていくようになりました」(某TV局局員)

11月の福岡大会では準々決勝で敗れたが、自信を深めたはず。優勝の次の大会ということもあり、中国、ルーマニアなどの強豪国は大藤をマークしていた。

それでも臆することなく、次々とスマッシュを仕掛けた大藤は今や日本卓球界の注目株として次の五輪の代表入りを狙う。

「週刊実話」12月19日号より一部内容を変更