「ふてほど」流行語大賞の前日に…阿部サダヲが語っていた不適切にもほどがあるエピソード

画像はAIで生成したイメージ
12月2日、『2024年ユーキャン新語・流行語大賞』の授賞式が行われ、俳優の阿部サダヲが「ふてほど」で年間大賞を受賞した。

これは1月期に放送された阿部の主演ドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)の略称であるが、この前日、阿部が「不適切にもほどがある」発言をしていたのをご存知だろうか。

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阿部は1日放送のバラエティー特番『誰も知らない明石家さんま』(日本テレビ系)にスタジオゲストとして出演し、MC・明石家さんまの半生や、特別企画のVTRなどを眺めていった。

番組前半には、さんまに人生を変えられた人として、元妻・大竹しのぶの息子で会社社長の二千翔(にちか)さんがVTR出演。

さんまは以前、彼女のいない二千翔さんを見かねて、ラジオで共演する元『モーニング娘。』の飯窪春菜を紹介。食事会をセッティングするなど世話を焼いていたが、現在の二千翔さんにはめでたく自力で彼女ができたのだという。

こうした流れで阿部に話が振られ、さんまが「阿部くん子どもいるん?」と質問すると、「いますいます。24歳です」と返答。「上が男の子で、下が女の子でハタチ」と続けていった。

成人した子どもが2人もいることが予想外だったのか、スタジオには驚きの声が走る。

ここで阿部は「不適切にもほどがある」エピソードを自慢気に話し出した。

「上の子に彼女ができたとき、すぐに食事に行って、冷やかしたらすぐ別れちゃって(笑)」

なんと、息子に交際相手ができたのを知って3人で食事会を開くも、心ない扱いによって破局させてしまったというのだ。

家庭でもドラマキャラのような振る舞い…

鉄板の“すべらない話”だと思っているのか、本人は笑顔で話し、スタジオのさんまもご満悦の表情。

しかし、『フットボールアワー』の後藤輝基からは「何で冷やかすんですか!」と至極冷静なツッコミが入ったのだった。

親の横槍で交際相手と別れるなど、子どもにとっては言うまでもなく不幸なできごとだ。

我が子のみならず交際相手にも敬意がなく、その振る舞いはドラマで阿部が演じた“昭和のおじさん”そのものだ。

「家庭環境や親の反対で別れるケースはあるだろうが、阿部の場合は単なる冷やかし。付き合い始めたばかりの2人を冷やかし、破局させたというのが本当であれば、笑い話にはならないでしょう」(芸能ライター)

近年、自身のエゴで子どもに悪影響を与える親は“毒親”と呼ばれることがある。

「こうした家庭内の横暴な言動は『モラルハラスメント』に分類される。また、近年では親の意向で破局させられる、婚期が遅れるといったケースが“毒親事案”として度々話題になっており、我が子とはいえ、一個人の人生を左右しかねない阿部の行いは、まさに『不適切にもほどがある』と言えます」(同)

「ふてほど」の流行語大賞受賞をめぐっては、SNS上で選考委員に猛バッシングが吹き荒れている。

「ふてほど」が流行語かどうかはさておき、阿部の演技は“ホンモノ”だったということか。