ポスティング移籍凍結で佐々木朗希のヤンキース入りを誘導 トランプ再選で大谷・ドジャースが大ピンチ!

日本選手を高額“輸入品”に判定!?

トランプ氏は来年のワールドシリーズも、同じ東西の巨大都市を拠点とする同じチームの対戦でアーロン・ジャッジ、佐々木のヤンキースが大谷、山本のドジャースにリベンジするのを期待している。

「ドジャースに佐々木が加われば、大谷、山本を含めて先発ローテの3人が日本人となり、米国人選手の雇用が奪われる」とMLB選手会も側面支援。この懸念は、アメリカ・ファーストを掲げるトランプ氏の国策とも重なる。

「新たな大統領に就くトランプ氏の顧問団がMLBに対し、ポスティング・システムおよび譲渡金の撤廃に動いた。来年から変えるという。米大統領は、自身の刑事裁判を取り下げさせたり、自身に恩赦を与えるほどの強権を持つ。これが、ロッテが佐々木のポスティングを容認する引き金となった」

そう分析するMLBの代理人が続ける。

「トランプ氏は大統領選で『すべての輸入品に10〜20%の追加関税を課す』と公約している。これを拡大解釈すれば、日本から選手を“輸入”する大リーグ球団も対象になる可能性がある。そうなると来年以降、高額な日本人選手の獲得は難しくなってくる。そこでロッテとMLB球団の思惑が合致したのではないか」

実はドジャースの佐々木獲りを切り崩すのは、そう難しくない。ド軍が大谷に行った「97%後払い契約」は「ぜいたく税逃れの違法行為」と大統領が声を上げれば事が済む。年度会計の修正でチーム総年俸額が天井を突き抜ければ、佐々木を獲れない構図だ。

一方でトランプ氏は佐々木を味方に付け、ヤ軍入りさせれば、政権支持率のアップにつなげられる。佐々木は東日本大震災の津波で父親と祖父母を亡くした被災者だからだ。

東日本大震災の際、アメリカ軍は「トモダチ作戦」と銘打って、被災地への物資輸送や被災者の捜索などを行った。

「佐々木はその恩に報いようとヤンキースに駆けつけた。ワールドシリーズ優勝に貢献するためだ」。こんな世論誘導は、トランプ氏が最も得意とするところ。大統領の言葉なら効果は計り知れない。