関東全域で多発中! 凶悪強盗犯次々逮捕で浮かび上がった闇バイトの“暗黒”



動機は「生活費が欲しくて…」

森田容疑者は1日未明、仲間3人と共謀して所沢市の住宅に押し入り、80代の高齢夫婦を粘着テープで縛った上、刃物のようなもので切りつけてけがをさせ、現金約8万円を奪った疑いが持たれている。

捜査関係者によると、森田容疑者は「現場に(別の事件の)報酬を受け取る約束で行ったが、強盗を指示され断れなかった」と供述。前日の9月30日に東京・国分寺市で起きた事件の報酬だったとみられ、「生活費が欲しくてやった」とも話しているという。

この国分寺市の事件では住宅に複数の男が押し入り、一人暮らしの60代女性を粘着テープで縛ってハンマーのようなもので顔を殴るなど暴行を働いた。

さらに室内が激しく荒らされ、現金数百万円が奪われているが、現場付近の防犯カメラには森田容疑者とみられる男が映っているものも確認されているという。

捜査関係者がこう話す。

「今では逮捕された容疑者の供述などから闇バイトの募集内容も解明されつつある。『深夜に人を運んでください。報酬5万円』とか『会社の持ち逃げされた金を回収する仕事』『引越し即日払い10万円』『ホワイト高額案件あります』などなど、さまざまな甘言で事件の実行役に引きずり込もうとしていたようです」

現在、指示役は闇の中だが、事件の全容解明はできるのか。

「週刊実話」10月31日号より一部内容を変更