松坂慶子VS山本陽子「局近くの喫茶店で鉢合わせした途端…」芸能界ザ・犬猿の仲(2)【週刊実話お宝記事発掘】

松坂慶子 (C)週刊実話Web
現代も「共演NG」といわれる俳優やタレント同士は多いが、昭和の時代はもっとバチバチだった。当時「犬猿の仲」とウワサされたオンナたちのバトルを再現する!
【昭和57年5月13日号掲載『ああ新・犬猿の仲』年齢・肩書等は当時のまま(一部表現を訂正した箇所があります)】

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「ロゲンカみたいなものをやったとも聞かないけど、お互いにどこか、よそよそしい」といわれるのが、今をときめく山本陽子と松坂慶子。

「意識し合ってはいるようだね。たしか去年の十一月ごろだったと思うけど、山本がフジテレビの『女たちの海峡』に出ていたでしょ。で、近くにある『フジ』という喫茶店で打ち合わせをしていた松坂とバッタリ。視線が合うなり、すぐ顔をそむけたというくらいだからね」(芸能プロ関係者)

茶の間の人気を二分する山本と松坂。演技もさることながら、熟れたオンナの色気も五分五分というところで、当の二人よりまわりが、ライバル関係に仕立てているくらいである。

だからお互いに「あのヒトは…」となるのかも知れないが、二人については対立関係を物語るようなウワサもよく聞く。

そのひとつが、松坂が『ブルーリボン女優主演賞』をもらったとき、「わたしだって」と顔色を変えたという山本のエピソード。

「女優にとって、ブルーリボンといえば、ひとつの“勲章”ですからね。山本は、その受賞風景をテレビで見たらしいんです。ところが、松坂の名前を司会者が読み上げると、キッと唇をかんで、すぐ席を立ったといいますからね」(夕刊紙芸能記者)

だが、これは松坂にしても同じ。

「桂三枝の『美女対談』というのがあるでしょう。その出演交渉のとき、松坂から『山本陽子さんはどうなんですか?』と、山本にも交渉しているかどうかを確認したというんです」(同)

「そこは山本陽子さんの指定席だよ」

そういえばこの二人、映画でもテレビでも共演したことはない。

そればかりか、山本が推理ドラマの『黒革の手帖』に主演すれば、松坂も『黒い館の女』などの推理もので、真っ向から対決の構えを見せる。

「偶然の一致だろうけど、張り合っているのは分かりますね。だから当人たちだって、相手のことが気になる。そうなれば自然に、見る目も違ってくる。 山本と松坂が、どうも対立した感じだというのも、こんな立場にあるからで、見るところ、 顔が合っても会釈もないような、冷めたい雰囲気はありそうだ」(芸能評論家)

二人の対立ぶりについては、なぜか話も次から次に出てくる。

「松坂と山本といえば、あるテレビ局のワイドショー番組でゲスト出演を頼んだら、二人とも相手の名前があったからか、返事は来なかったというからね」(芸能関係者)

「TBSの喫茶室には、いつも山本が好んで座る席があるんだって。そこに松坂が知らずに座ったとき、『そこは山本陽子さんの指定席だよ』といったら、松坂はすぐ席をかえたそうだよ」(あるタレント)

「松坂と山本の仲? 仲が悪いというのは、ナニかあって衝突したのをいうもんだけど、 あの二人にそれはないはずだ。でも、女優仲間の話が出ても、山本は松坂のことを、松坂は山本のことを、さけて通る感じはある。 その程度のものだよ」(テレビディレクター)

美人女優のホマレ高いこの二人。当人の気持ちはさることながら、まわりでは「仲がよくないようだ」とのウワサが駆け巡り、いつの間にか犬猿の仲として定着してしまったようだ。