モラハラ男、ブラック企業…実在の事件がモチーフ? 趣里主演の新ドラマ『モンスター』に視聴者ドン引き

趣里 (C)週刊実話Web
趣里が弁護士役を務めるドラマ『モンスター』(フジテレビ系)の第1話が14日に放送。実在する事件がモチーフとなったのではないかと物議を醸している。

主人公は、常識にとらわれないモンスター弁護士・神波亮子(趣里)。令和ならではのさまざまな問題に向き合い、まるでゲームのように法廷闘争に立ち向かうリーガルドラマだ。

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第1話で亮子は、自殺教唆の罪で起訴された塩屋遼(萩原利久)の弁護に立候補。彼は交際相手の川野紗江(藤吉夏鈴)に自殺未遂の過去があることを知りながら、「死ね」「今度は飛び込めよ」などのメッセージを送り、精神的に追い詰めたという。

しかし、その後の亮子の調査で、紗江が悩んでいたのは、勤務するブラック企業で上司から受けていたパワハラ・セクハラが原因だったと判明。塩屋は無罪となり、釈放されたのだった。

フジも日テレもコンプラおかまいなし?

「この題材は、実在する2つの事件をモチーフにしたと考えられます。まずひとつ目は、2021年に亡くなった神田沙也加さんの元恋人・前山剛久にまつわる騒動です。当時、前山は『いいじゃん、もう死ねば。みんな喜ぶんだから』などと神田さんを罵倒する音声を『週刊文春』に報じられ、俳優として再起不能になるほどのバッシングを浴びました。ドラマ内で塩屋は、恋人を罵倒するメッセージを連続で送信し、SNSでバッシングされた。内容も流れも一緒ですね」(芸能ライター)

もうひとつは、大手広告会社・電通に勤務していた高橋まつりさん(当時24)が、15年に過労死した事件。長時間労働やパワハラに苦しんだ高橋さんの死が、政府の「働き方改革」が進むきっかけのひとつになった。

「どちらの事件もたいへんショッキングで、ドラマというエンタメに昇華することは断じて許されない。というか、“許したくない”という感情を持つのが一般的でしょう。今期のドラマ『若草物語-恋する姉妹と恋せぬ私-』(日本テレビ系)も、同局で起きた『セクシー田中さん』事件を模した内容を放送。話題性欲しさなのでしょうが、扱っていいものなのか…」(同)

『モンスター』を制作したフジテレビに対して、ネット上では疑問視する声も多くあがっている。

視聴率稼ぎのつもりが、視聴者離れを招いてしまうかもしれない。