退任・岡田監督CS打倒巨人の秘策は阿部監督の“アレ”を真似ること!?

阪神甲子園球場 (C)週刊実話Web
阪神の岡田彰布監督(66)が、今季限りで退任することが分かった。後任は球団OBでスペシャルアシスタントを務める藤川球児氏(44)が最有力候補に挙がっているという。

阪神の監督として551勝(2日現在)は歴代最多。岡田監督が15年ぶりに就任した昨季は、いきなり18年ぶりのリーグ優勝、38年ぶりの日本一に導き、今季も優勝争いを盛り上げた。

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しかし、阪神は9月29日に2位が確定。その後、フロントと会談の場を持ち、2年契約の満了での勇退が決まったようだ。

リーグ“アレンパ”は幻に終わったが、CS(クライマックスシリーズ)で巨人を倒せば、日本シリーズでのアレンパの可能性は残されている。

実際、すでに策も打っている。

「27日の広島戦から、先発ローテーション投手の村上頌樹をリリーフに回しました。この情報が伝わった26日時点では『逆転Vへの救援投手増』みたいな言い方でしたが、CS、日本シリーズの短期決戦を見越しての配置換えだったのでは」(スポーツ紙記者)

一時は鳥谷敬氏の名も

もともと岡田監督は、巨人・阿部慎之助監督(45)の投手運用の巧さを、こう認めていた。

「勝っているときと負け試合とでリリーバーを使い分けていて、無駄に疲れさせていない」

村上をリリーフに回したのは、若き阿部監督を見習い、敬意を表した上で、短期決戦の厳しさを教えるためではないか。大方の予想では、来季のトラは「岡田監督が来季以降も指揮を執るが、何人かのコーチが詰め腹を切らされる」というものだった。

「単にコーチを交代させるのではなく、岡田監督の下で帝王学を学ばせる次期指揮官の候補も加わるとみられていました。ただ、藤川氏は米永住権の絡みがあって、現場復帰は少し先になると聞いていたのですが…」(在阪記者)

このため、一時は鳥谷敬氏の名も次期監督候補として挙がっていたほどだが、藤川阪神がどんなチームになるのか。今から楽しみである。

「週刊実話」10月17日号より一部内容を変更