中日・立浪監督へ無慈悲すぎる仕打ち…東京ドーム最終戦で“立浪コール”に沸いたのは巨人ファン

東京ドーム (C)週刊実話Web
今季限りで退任する中日ドラゴンズ・立浪和義監督が、自軍のファンから無慈悲な仕打ちを受けてしまった。

立浪監督は就任以来、チームを低迷させており、最下位に沈んだ9月18日の試合後、報道陣に「3年目の今年で結果を出せなかったので、責任を取って辞める」「ケジメをつけます」などと語り、今季限りでの退任を表明していた。

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10月6日にシーズン最終戦を控える中、9月27日に東京ドームで宿敵・読売ジャイアンツとの今シーズン最終戦を迎えた。 

結果は3-1で巨人の勝ち。すると試合後、退任を名残惜しく感じたのか、試合後にスタンドからは“立浪コール”が巻き起こる。立浪監督も帽子を取って応え、中継席の解説・中畑清氏も暖かさに感激していた。 

この映像は日本テレビ系野球中継の公式YouTubeチャンネルにアップされ、感動的な光景だと注目を集める。

しかし冷静な野球ファンは、厳しく悲しい現実を指摘している。 映像をよく見ると、立浪コールを起こしているのは巨人ファンばかりなのだ。 

東京ドームのレフトスタンドは、ホームの巨人と対戦チームの応援団が混在するつくりになっているが、手を掲げて声を出すのはオレンジのユニフォームばかりで、中日ファンはまばらに反応している様子がうかがえる。 

巨人ファンが“立浪コール” 

SNSや動画コメント欄にも《コールはほとんどジャイアンツファンから》《巨人ファンからコール始まってるwww》《中日ファンより巨人ファンの方が多い》《気分のいい巨人ファンがやってるだけ?》といった指摘が相次いでいる。 

「厳しい言葉ですが、立浪監督は指揮官としては成績を残せなかった。就任から2年連続最下位に沈み、今季も9月末時点で最下位と、3年連続最下位なることは濃厚。これは90年近い球団史で唯一の出来事ですから、“100年に1人の愚将”と謗られても反論できません」(スポーツ紙セ・リーグ担当記者) 

いわば、中日ファンにとって、退任を惜しむほどの監督ではなかったということだ。

「結果を伴った名将ならまだしも、約90年の歴史でワーストの監督なのですから、ファンにしてみれば『辞めてせいせいする』のが本音でしょう。ファンは3年も我慢したのですから、暖かく送り出せというのは酷ですよ。また、巨人の対中日の成績は今季15勝9敗1分と“お得意様”にしていましたから、巨人ファンの立浪コールに乗るのは屈辱的という心理も重なったのでは」(野球ジャーナリスト) 

現役時代、「ミスタードラゴンズ」と称されるほど人気だったレジェンド選手の監督生活が、こんなにも惨めに幕を閉じるとは…。