『スカイキャッスル』最終話で大失速「一気につまらなくなった」大団円エンドも視聴者は消化不良

松下奈緒 (C)週刊実話Web
木曜21時ドラマ『スカイキャッスル』(テレビ朝日系)最終話が9月26日に放送され、これまでドロドロの関係だった登場人物たちが改心する展開となった。

韓国の受験事情と経済格差を描いて大ヒットした、2018年のドラマ『SKYキャッスル~上流階級の妻たち~』をリメイク。日本の金持ち街「スカイキャッスル」を舞台に、医者の夫を持つセレブ妻たちが子供の高校受験などをめぐって、壮絶かつ知略的なマウントバトルを繰り広げていく。

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誕生会の最中、なぜか高所のマンションから転落死した未久(田牧そら)。主人公・浅見紗英(松下奈緒)は、長女・瑠璃(新井美羽)に嫌疑がかかることを恐れ、未久のスマートフォンを秘密裏に廃棄した。 

しかし実は次女・真珠(白山乃愛)がそのスマホを保管していた上、紗英は仲間のセレブ妻たちの友情に触れたことで、たとえ瑠璃が疑われようとスマホのデータを復活させようと決心する。 

その結果、瑠璃の受験コーディネーターを務める九条(小雪)の秘書・永峰(前原滉)が実行犯として逮捕されることに。永峰は、九条に不利な動画が入っているスマホを未久から奪おうとしてもみ合いとなり、未久は不幸にも転落した…というのが真相。九条も主犯として警察に連行され、物語は大団円を迎えた。 

「パッとしない終わり」「不幸な事故じゃないだろ」 

「これまで紗英のことを邪険にしていたのに急に優しくなったセレブ妻たち、スマホデータ復活を了承した瑠璃、自らの過ちを認めた紗英…これまでドロドロと憎しみあっていた登場人物たちが、大団円に向かって一人ひとり改心していきました」(芸能ライター) 

しかし、ドロドロが好評だっただけに、視聴者からは《最終回で一気につまらなくなった…》《パッとしない終わりだった》などとガッカリする声があがっている。 

最終話を冷めさせた原因は、ほかにもある。 

「物語最大の転機となった未久の転落死の真相です。映像を見る限り、未久が落ちたマンションには柵があった。その高さは、成人男性である永峰の胸あたり、未久の頭あたりと、スマホをめぐってもみ合った末の事故とは考えにくい」(同) 

視聴者からも《もみ合って転落するには柵が高過ぎる…》《不幸な事故じゃないだろ、絶対に殺意あったろ》などのツッコミが続出していた。 

本作は韓国版のリメイク。消化不良の視聴者は本家を視聴してみてもいいかもしれない。