『虎に翼』老けメイクで登場も、ほぼ全員“お肌ツルピカ”で違和感 視聴者から疑問「年齢設定がわからない」

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NHK朝の連続テレビ小説『虎に翼』の放送が最終週となり、 出演者たちが老けメイクを施して老齢期を演じるも、その不自然さに視聴者は異を唱えている。

9月26日に放送された第129話では、主人公・佐田寅子(伊藤沙莉)が横浜家庭裁判所の所長に任命され、その報告をするために生家である猪爪家や、大学時代の同窓生の元を訪れる。

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猪爪家では義姉・花江(森田望智)と気の置けない話を、同窓生たちとは馴染みのある店で学生時代の思い出話に花が咲かせる。そこへたまたま客として先輩裁判官・桂場等一郎(松山ケンイチ)が来店するなど、「東京編」の出演者をほぼ総動員させた“プレ最終話”となった。 

「寅子が横浜家庭裁判所の所長に任命されたのは、恐らく1974年頃。1914年生まれであることから逆算すると、60歳となります。60歳前後ともなれば、顔にシミやシワのひとつやふたつくらい出来るものですが、寅子をはじめ、花江も同窓生たちの肌は不自然なほどにツルピカ。施されている老けメイクといえば白髪のみで、どうしても老人には見えません」(ドラマライター) 

「今いったい何歳やねん!?」 

視聴者からは《いまいち年齢設定がわからない》《今いったい何歳やねん!? 状態である》などと混乱する声が多くあがっている。 

そんななか、桂場を演じる松山だけは顔面はもちろん、耳たぶにまでシミを入れるくらいきちんと作りこまれているのが確認できる。 

「青年期から老年期まで1人の俳優が同じ人物を演じることが多い朝ドラでは、老けメイクに対して『わざとらしい』『コントみたい』だと批判する声が多い。所属事務所もスポンサーとの兼ね合いなどから“老けメイクNG”にするところは意外と多く、そういった多方面の意見を配慮してか、近年放送された『ちむどんどん』『舞いあがれ!』などでも老けメイクは最低限に留められていました。しかしながら不思議なもので、どんなに若々しく見えても、観ているうちにだんだん老人に見えてくる。これは俳優1人ひとりの演技力が高いおかげですね」(同) 

シミやしわのない老けメイクがないと不自然、だがわざとらしいメイクはダメ…。すべての視聴者が満足するさじ加減を見つけるのは、至難の業かもしれない。