『地面師たち』の次は細木数子の生涯をドラマ化するNetflixの思惑 主演は戸田恵梨香か

戸田恵梨香 (C)週刊実話Web
オリジナルドラマ『地面師たち』が大ヒットしているNetflixが、六星占術ブームを巻き起こした占い師の細木数子さん(享年83)の生涯をドラマ化し、すでに極秘撮影しているとの情報が流れている。

細木さんは、2000年代にテレビ番組の人生相談で歯に衣着せぬ物言いが大ウケし、高視聴率を連発。全盛期には『ズバリ言うわよ!』(TBS系)などレギュラー番組を2本持つ視聴率女王として君臨した。

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その人気が暗転したのは2006年だった。

ノンフィクション作家の溝口敦氏が週刊現代で連載した「細木数子 魔女の履歴書」で、暴力団との深い関係や過去の売春斡旋、占いの盗作疑惑などを告発。細木さんは版元の講談社を相手取って6億円超の損害賠償を求める訴訟を起こした。

「さらに、裏で細木さん側が暴力団幹部を使って連載を潰そうとしたことを溝口氏が暴露。旗色が悪くなった細木さんは訴訟を取り下げた。テレビ局としては、暴力団との交際が明らかになった細木さんは使えない。だからテレビ界から消えたんです」(芸能ライター)

暴力団幹部の内妻だった過去

かつて細木さんから「品性下劣な記者に初めて会った」と罵倒されたというベテラン芸能ジャーナリストの本多圭氏が語る。

「細木さんと暴力団の深い関係は、島倉千代子さんの借金トラブル時から水面下で噂されてきたんです」

当時を知る芸能関係者も、こう証言する。

「昭和の大歌手だった島倉さんは、眼科医と男女の仲になった。その眼科医が副業に手を出し、あちこちで金を借りた。借金の保証人になったのが島倉さんで、その借金を『肩代わりする』と近づいて来たのが細木さん。当時、細木さんは暴力団幹部の内妻だった。借金を盾に、島倉さんは馬車馬のように働かされました」

その後、80年代前半になると細木さんは六星占術で脚光を浴びるようになった。

本多氏が続ける。

「私は、島倉さんが細木さんに利用されていた情報を音楽プロデューサーの山田廣作さんから聞いていました。山田さんは、島倉さんの『人生いろいろ』を大ヒットさせた名プロデューサーです。細木さんを取材する機会があった折、背景を含め、そのことを質問したら、細木さんは愛人を『昔なら人別帳に載っていない』と答えた。夕刊紙にそのまま書きましたよ。すると細木さんから『品性下劣な記者』と罵倒されたんです」

そんな細木さんは2021年11月に他界した。

「六星占術関連の出版物や墓石ビジネスによる遺産は15億円超といわれた。Netflixの製作陣が、細木さんの波乱万丈の人生をどこまで描けるか興味深いですね。細木さん役は戸田恵梨香が内定したと聞いています」(夕刊紙記者)

『地面師たち』の他にも『全裸監督』をヒットさせたNetflix。地上波では描けないドラマには定評があるだけに、今回もどこまで細木さんの“裏の顔”を描けるかが注目されている。

ズバリ描くわよ!

「週刊実話」10月10日号より