金銭要求、パパ活強要…Jリーガーの恋人に心と身体を搾取され尽くした20代OLの悲痛

合宿費用をパパ活で捻出

「『パリ五輪に出場するための強化合宿に参加したいんだけど費用がない』と言われたんです。Aは正式な強化選手じゃないから自腹じゃないと参加できないとかで。とりあえず100万って言われたんですが、そんな大金あるがわけないです」

「どうしよう…」と悩む敦美さんに対して、Aが提案したのは「パパ活」だった。

「『俺が紹介する相手とデートしてくれればお小遣いが貰えるから』と言われた時は、思わず言葉を失いました。でもAが土下座までして『この合宿にサッカー生命をかけている』とか『お前には一生かけて恩返しをする』とか言うので拒否できなかったんです。色ボケでまともな判断力を失くしていたとしか思えません」

その後、Aから紹介された相手やその知人などとデートを重ねた敦美さん。

「パパ活って、お茶やご飯に付き合うだけの場合もあるし…なんて期待してたんですけどダメでした。みんながっつりホテルに行ってましたよ。別に減るもんじゃないし…とかこれはAのためだから…と自分に言い聞かせていました」

敦美さんは3カ月かけて貯めた100万円を渡したそうだが、その後Aは音信不通となる。

「心配になったのでチームに電話をしたんです。そうしたらもう辞めたと言われました。辞めることになった経緯もAの連絡先も教えてもらえませんでした」

ちなみに強化合宿の話もウソだったことが判明したそう。

「結局、騙されたってことですよね。自分の彼女に客を紹介するとか女衒(ぜげん)じゃないですか。しかも詐欺師。なんだかんだで、Aには300万円以上貢いでました。死ぬほど悔しいです」

まさに、サッカー界の風上にも置けない男である。

取材・文/亀田十影