「4番ファースト清原」が泥沼西武の救世主となるか? プロ志望届を提出した慶大・清原長男の“意外な評価”

清原和博 (C)週刊実話Web
清原和博氏(57)の長男・正吾内野手(22=慶大4年)が、プロ志願届を提出した。

10月24日のドラフト会議での指名を待ち、父子2代のプロ野球選手を目指すことになったのだ。

「8月31日、エスコンフィールドで日本ハム二軍と東京六大学選抜チームが試合しました。『4番一塁』で出場した正吾は本塁打を放っています。彼は公式戦での本塁打ゼロなので、この一発で自信を持ったと思います」(スポーツライター・飯山満氏)

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これまでも「父子2代のプロ野球選手」はいたが、正吾内野手のプロ入りには大きな意義もある。

父・和博氏がNPBとの距離を縮めることになるのも楽しみだが、「他競技経験者のロールモデル」にもなるからだ。

正吾内野手は小学校低学年で軟式のクラブチームで野球を始めたが、中学校ではバレーボール部、高校ではアメフト部に在籍した。

大学進学を機に野球に戻ってきたが、他競技を体験してのプロ入りとなれば、学校の体育授業や部活動の在り方について考え直すきっかけにもなりそうだ。

「正吾は『中学、高校と6年間のブランクがある』といわれていますが、小学校は軟球のチームだったので、プロではゼロから鍛え直すくらいの覚悟と時間が必要です。ただ、彼が長打力を秘めていることも事実です」(同)

父・和博氏がつけた背番号も…

大学卒の選手は、一般的には即戦力とみなされる。今秋のドラフト会議は、高校、大学ともに好選手が多く、上位指名は難しそうだが、中には「時間を与えてくれるチーム」もないわけではない。

9月18日時点で借金42と最下位に沈む埼玉西武ライオンズである。

西武は即戦力も獲るが、再建のため将来性のある選手も多く指名しなければならない。西武なら覚醒する時間も与えてくれるかもしれない。

「次の監督は、80年代の球団黄金期を知るOBから選ばれると聞いています。新しい監督、コーチは、お父さんのことをよく知った人物になりますので、正吾にとっても最も良い環境となるはずです」(関係者)

正吾内野手本人は「12球団OK」と話していたが、父の在籍した球団には特別な思いもあるだろう。

また、正吾内野手は、春季リーグ戦では外野守備にもついている。一塁しか守れない選手ならダメかもしれないが、この外野守備が彼の評価を上げたようだ。

「飛球を追う脚力、落下地点への入り方も上手でしたよ。アメフトの経験が活かされていました」(某スカウト)

ライオンズ再建の象徴となるか。父がつけた背番号3も空いてるぞ!