『24時間テレビ』コア視聴率ワーストでスポンサー撤退「打ち切り説」が現実味を帯びてきた

日本テレビ (C)週刊実話Web
今年の『24時間テレビ』は、昨年度超えの視聴率(世帯平均12.5%、個人7.5%/ビデオリサーチ調べ、関東地区)を獲得。さらに番組終了時点での募金額が約4億3800万円だったことから、大成功と報じられていた。

これを受け、日本テレビは極秘裏のうちに、来年の『24時間テレビ48』を8月30日、31日に放送することを決めた。

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ところが、番組のメインスポンサーである日産とイオンは離脱する可能性が高まっているという。

一体、何があったのか?

「番組視聴率が問題視されている」と明かすのは、同局の編成幹部A氏だ。

今年の番組の“視聴率成分”を詳細に分析した結果、驚くべき現実を突きつけられたというのである。

A氏が続ける。

「今年の『24時間テレビ』は“失敗”という評価を下さざるを得ない。日テレが局の目標として掲げているコア視聴率が4.7%と、1997年にコア視聴率を計測して以降、ワースト記録を叩き出してしまったんです。『コア視聴率で三冠王を取る』と株主総会でも発表し、局の目標にも据えているのに、何とも残念な結果になってしまったわけです」

マラソンまで“禁じ手”に!?

ちなみに、日テレ上層部や日産、イオン関係者が気にする「コア視聴率」とは、世の中のトレンドや流行、ファッションに敏感で、実際に金を使う13〜49歳の男女層がどれだけ番組を観ているかを表す数字のことだ。

「バラエティー番組の多くは、このコア層に支持されているため、スポンサーが高い広告費を払ってでも出稿するわけです」(同)

別の日テレ関係者も表情は暗い。

「スポンサーが逃げれば、いくら日テレが旗を振っても番組は成立しない。かなりマズい状況です」さらに、ここにきて厄介な案件も持ち上がった。

登録者数約54万人を超えるユーチューバーが、『24時間テレビ』内のマラソンを“実証実験”し、やす子のタイムより5時間以上も早くゴールしてみせたのだ。

「台風下でないことから、正確な検証結果だと決めるのは早計だが、いずれにせよ演出陣の指示のもと、ゴールしていることが分かってしまった。でなければ毎回、放送時間ギリギリにゴールできるわけがないんです。本気で検証するユーチューバーが出現したことで、今後のマラソンはガチでやらざるを得なくなった」(制作関係者)

目玉企画であるチャリティーマラソンまで“禁じ手”になると、肝心要のコア視聴率が獲得できないという悪循環を生み出しかねない。

シニア層の愛では番組を救えない!?