『虎に翼」お嬢様キャラの“股間を蹴り上げる”発言に波紋「朝から下品なのでは?」桜井ユキが反骨精神を露わに

桜井ユキ (C)週刊実話Web
9月19日に放送されたNHK朝の連続テレビ小説『虎に翼』で、桜井ユキ演じる華族のお嬢さま・桜川涼子のセリフが波紋を呼んでいる。

涼子は、主人公・佐田寅子(伊藤沙莉)の大学時代の同期。ともに法曹界で活躍する女性として講習を受けていたが、結婚し、家庭に入ることを選んだ人物だ。

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19日放送の第124回では、司法試験に合格した涼子が登場。寅子はてっきり涼子が弁護士になると思っていたが、涼子は司法修習を受けるつもりがないと明かす。 

それでも司法試験を受験した理由は「強いて言うなら、世の中への、わたくしなりの股間の蹴り上げ方かしら。ウフフ…」「わたくしをすぐに可哀想で不幸な存在に落とし込もうとする、世の中に。弁護士になれなかったんじゃない、ならなかった。この先弁護士になるもならないも、わたくしの手の中にある。せめてそうしたかったの」と、持ち前の反骨精神を見せた。 

視聴者から賛否「最高にクール」「下品なこと言わせないで」 

「家族を守るために、法曹界への道を断念した涼子。話題になった“股間”発言は、放送後すぐに話題を呼び、Xでトレンド入り。以前からドラマを視聴している人からすれば微笑ましく受け取れるものの、あまりのパワーワードにお嬢様らしからぬ“キャラ崩壊”だとして眉をひそめる声があがっています」(ドラマライター) 

視聴者からは《最高にクールで熱かった》といった称賛の声があがる一方で、《涼子さまに下品なこと言わせないで》《立場が逆なら鼻息荒く顔真っ赤にして怒鳴る人いるんだろうな》《「カッコいい」とか言っている人いて怖い。でも褒めている人は「暴力はいけない」「差別はいけない」って言うんだよね…。本当の恐怖はそっち》などとさまざまな意見があがっている。 

「そもそも涼子がなぜ股間という単語を使用したかというと、学生時代、寅子と涼子の同期である山田よね(土居志央梨)が女子部を不当に罵倒してきた男子学生の股間を蹴り上げる事件があったから。今となっては笑い話になっているネタを持ち出したにすぎず、決して下品な意味合いで用いてはいないのです。しかしながら、なにせパワーワードである上、制作陣の“バズり欲”が見え透いているだけに、反応する視聴者が続出する事態となりました」(同) 

これだけ話題になり、トレンド入りともなれば制作陣の思うツボである。