目黒蓮と松村北斗の“シングルファーザー対決”の勝者は?『西園寺さんは家事をしない』の松村に軍配か

松本若菜 (C)週刊実話Web
火曜10時ドラマ『西園寺さんは家事をしない』(TBS系)が9月17日に最終回を迎え、同じシングルファーザー作品である月9ドラマ『海のはじまり』(フジテレビ系)との比較が話題になっている。

ドラマの原作は、ひうらさとる氏の同名コミック。仕事はバリバリやる! 家事は一切しない!をモットーにしている主人公・西園寺さん(松本若菜)が、年下のシングルファーザー・楠見俊直(SixTONES松村北斗)と娘・ルカ(倉田瑛茉)との“偽家族”生活を通じて「幸せとは? 家族とは?」を考える。

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2つの作品に共通しているのは、子供の母親が病気で亡くなっていること、シングルファーザーとなった父親が、どのように新しい家族を形成していくかを描くということだ。 

「静かにじっくりと進む『海の―』と、ドタバタラブコメディーの『西園寺さん―』では一概に比較できませんが、物語のメインとなる問題提起はそっくり。亡き母親に対する思いや、育ての母となる女性の葛藤などが描かれているのですが、そのどれも『海の―』では“どんより暗く”扱われ、『西園寺さん―』では“明るくスカッと解決”することが多い。ドラマファンの間では、ここ数週間、月曜のどんより感を火曜でサッパリさせるというルーティーンが出来上がっていた」(ドラマライター) 

同じテーマだけど対照的な『海のはじまり』と『西園寺さん』

例えば、家族との生活について、『海の―』の主人公・月岡夏(Snow Man目黒蓮)は「娘と2人で頑張ろう」と堅苦しく考えが、『西園寺さん―』では“偽家族”という協力型チームを作るという柔軟な発想で解決する。 

また、亡き母親の存在について、夏の現在の恋人は嫉妬心から別れを切り出したが、西園寺さんは楠見の亡き妻・瑠衣(松井愛莉)について「楠見君の中の瑠衣さんの話でしょ? じゃあやっぱり楠見君の話だよ」と丸ごと受け止めたのも対照的で印象的だ。 

『西園寺さん―』の最終回を見た視聴者からは《『海のはじまり』の登場人物がみた方がいいドラマ》《月曜日の『海のはじまり』で「むー」って考えたやつを火曜日の『西園寺さん』で答え合わせしてるような感覚に陥る》《どうしても比べちゃう。『海のはじまり』で出せなかった答えが『西園寺さん』で出てきたって感じ》といった声が上がっている。

「同じシングルファーザー作品でも、月9の主人公を演じた目黒と、火10ヒロインの相手役を演じた松村。放送前の段階では、目黒の圧勝かと思われましたが、フタを開けてみたら松村の好感度がうなぎのぼり状態。SixTONESのYouTube動画では、松村と子役の瑛茉ちゃんが遊ぶオフショットがアップされるなど、松村にとっても充実した撮影期間となったようです。一方の目黒は多忙や暗い脚本が影響したのか、体調不良による療養で撮影がストップしてしまいました」(同) 

同じような家族構成やテーマでも、登場人物次第で見え方や感じ方が180度変わってしまうことをつくづく実感する3か月であった。