氷川きよし“紅白落選”危機「ファン離れ」「新芸名トラブル」が致命傷か

氷川きよし (C)週刊実話Web
演歌界のスター・氷川きよし(47)が、デビュー25周年を記念したコンサートツアーを8月17日からスタートさせている。

デビュー時から所属していた事務所を退社し、独立。心機一転して再出発したが、ファン離れが深刻さを増しているという。

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「コンサートツアーのチケットの売れ行きは芳しくなく、空席も目立った。このままだと、今年のNHK紅白歌合戦に出場できるかどうかも不透明です」(音楽プロ関係者)

氷川は、2023年1月から歌手活動休止に入った。以降、独立を望む氷川と、契約継続を望んだ前事務所・長良プロダクションとの話し合いは平行線を辿った。

「独立の障害になったのは、事務所との金銭問題と芸名問題でした」(芸能ライター)

氷川が東京・田園調布に豪邸を購入した際、長良プロが設定した約3億5000万円の抵当権が“事務所への借金”という形で残っていたのだ。

「金銭問題については、氷川が大手金融会社から借りて返済することで決着。ところが、昨年5月に長良プロが氷川の“新芸名”となるはずだった『Kiina』の商標登録を特許庁に出願したのです」(同)

トラブルを嫌うNHK

この出願を、特許庁は「公序良俗違反」と判断して今年3月に却下したが、長良プロは異議申し立ての意見書を出し、いまだ解決には至っていない。

そんなゴタゴタの中、流行になった言葉やサービスなどを大量に商標登録することで知られる「ベストライセンス株式会社」が、6月に『Kiina』を出願登録したのである。

「ベストライセンス社の出願登録は認められないと思いますが、結論が出るまで6〜8カ月掛かる。NHKはトラブルを嫌いますからね。紅白の選考にも影響しますよ」(ベテラン音楽ライター)

視聴率低迷に歯止めを掛けたいNHKサイドからすれば、現在の氷川を出場させるメリットは少ないという。

「すでに固まりつつある今年の紅白出場者のラインナップに、氷川の名前は挙がっていないようです。紅白の人選に長年影響力を持つ芸能界の重鎮も、氷川を推していないと聞いています」(大手プロ役員)

2年前には約1万人いたファンクラブからも脱退者が続出しているようだ。

「デビュー時からのファンは『演歌の氷川』を応援してきた。演歌以外の音楽にチャレンジする氷川に抵抗感を持って、ファンクラブを抜ける人が増えているのです」(元事務所関係者)

再出発の前途は多難だ。