イチローもビックリ? 女子野球の星「スーパー女子高生」2人の実力

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パリ五輪で女性選手の活躍が話題になったが、高校野球界にも注目されている女子選手が2人いる。

1人目は、8月の「第28回全国高等学校女子硬式野球選手権大会」に、2番左翼でスタメン出場した花巻東(岩手)3年で主将の佐々木秋羽(しゅう)だ。

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彼女は、高校通算140本塁打を記録し、現在は米スタンフォード大学に野球留学中の佐々木麟太郎の妹なのである。

「麟太郎はガッチリした体形のパワーヒッターでしたが、秋羽はスリムでイチロータイプの俊足選手です。“麟太郎の妹”という話題性もあるが、実力も折り紙付きです」(地元メディア)

昨年までは主にセカンドを守っていたが、元々は遊撃手。高校生活の最後の夏を外野手で迎えたということは、卒業後のプレーも意識してのことだろう。

「女子チームを持つ巨人、西武、阪神は絶対に欲しいはず。クラブチームや大学もラブコールを送っており、早くも争奪戦が始まろうとしていますが、兄を追って海外の大学へ行く可能性もあります」(同)

先の大会では惜しくも準優勝に終わったが、10月には「第20回全日本女子硬式野球選手権大会」も控えている。

「大会は、NPB女子チームやクラブチームに加え、高校生から大学生までが一堂に会して日本一を争う大会ですからね。ここでも目玉選手として活躍してくれるはずです」(同)

女子マネージャーを選手登録

愛知には、異色のスター候補がいる。

「愛工大名電高校の男子硬式野球部の女子マネジャーが選手登録されたんです」(アマチュア野球担当記者)

愛工大名電といえば、イチロー氏の母校で、1955年創部の伝統校。春夏通算25回の甲子園出場を果たすなど強豪校で通っている。

「1年生の口田美羽は、同校初の女子選手。マネージャーで入部しましたが、監督が選手転向を勧めました。小学2年生から軟式野球を始めたそうです」(同)

当然、伝統校のスピードにはまだついていけないが、マネジャー業と選手の二刀流で奮闘中だ。

この名門強豪校の決断には、イチロー氏もビックリだろう。

今後も女子部員を認める野球部が増えれば、球界全体が活気を取り戻すきっかけになるかもしれない。