小沢一郎が政権交代へ「最後のどじょうすくい」 野田元首相の立候補で立民代表選がヒートアップ

野田元首相は総選挙にも闘志剥き出し!

8月25日、大阪府箕面市長選で現職の維新公認候補が敗れた。7月末には吉村洋文大阪府知事の出身地である河内長野市の市長選で不戦敗、同府議補選でも敗れるなど、本拠地で地盤沈下が始まっているのだ。

「馬場代表は立民との選挙協力は否定しているが、野田氏とは肌が合う。維新の勉強会講師に野田氏を招いたほどです」(政治部記者)

ちなみに、立民代表選には枝野幸男前代表が立候補表明、泉健太代表も意欲を見せている。

「野田氏は約10人の自派閥『花斉会』、約20人の若手グループ『直諫(ちょっかん)の会』が支援し、十数人の小沢氏グループ『一清会』も加わったことで勝利が見えつつある」(前出・立民関係者)

野田氏は2011年8月29日に行われた民主党代表選で、自らを泥臭い「どじょう」と称し、勝利を収めた。その後の首相就任時は「どじょう内閣」とも呼ばれた。

代表選出馬表明で野田氏は小泉進次郎元環境相などの2世議員を念頭に「世襲の多い『金魚』たちに立ち向かう『どじょう』でありたい」と、早くも次の総選挙に向け闘志剥き出し。

剛腕・小沢氏は三度“どじょう”をすくい上げることができるのか。